オランダの牧場で飼育されているメスのニワトリ(メンドリ)が鷹の襲来を受けた。おびただしい数の羽が飛び散り、もはやここで終わりか...と思われたが、仲間たちがその窮地を救ったようだ。
その様子に気が付いたオンドリとヤギが、ニワトリを救い出すために全力で走ってきて、鷹を追い払ったのだ。
自らの危機を顧みず、仲間を助けようとしたその姿は、牧場に設置されている監視カメラにとらえられていた。
【画像】 仲間のニワトリを助ける為、鷹と戦ったオンドリとヤギ
Boerderijdieren redden kip van havikk
オランダ東部、ヘルダーランド州にあるヤープ・ビーツさんが経営する牧場の監視カメラが、衝撃の現場を記録していた。
牧場で飼育されていたニワトリ(メンドリ)がオオタカの襲来を受けたのだ。
ニワトリは何とか逃れようと羽をばたつかせ、おびただしい数の羽毛が芝生の上に舞い散った。
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近くにいたオンドリはすぐさま駆けつけ、なんとかニワトリを助け出そうと命がけで格闘する。だがオンドリの力ではどうすることもできず、ニワトリは鷹の爪にがっちりと捕らえられたままだ。
このままニワトリは鷹に連れ去られてしまうのか?そこに救世主が現れた。
この様子に気が付いた茶色のヤギ、ブルーインだ。ブルーインはオオタカに向かって突進し、角を使って頭突きを一撃。それでもニワトリを離さない鷹にさらに攻撃をくわえ、鷹を追い払ったのだ。
牧場の動物たちに自然に芽生えた絆
ヤブーさんはニワトリの鳴き声でその様子に気が付いたが、駆け付けた時にはすでにことは済んでおり、監視カメラでその一部始終を知ることとなる。
鷹が登場し、ニワトリを襲い、仲間のオンドリとヤギが救い出すまでにかかった時間はたったの17秒程度だ。
直ぐに救い出されたおかげでニワトリは軽い怪我をしたものの、無事で済んだようだ。
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ヤブーさんによると、ニワトリの傷が癒えるまで、牧場の仲間たちがずっとそばに寄り添っていたという。
ヤブーさんはこの牧場を経営して7年になるが、過去に2回、オオタカとノスリにニワトリを襲われており、今回で3回目になるという。
牧場の動物たちは、一緒に暮らしているうちに自然と仲間意識が芽生え、お互いに助け合うになったようで、動物たちの強い絆にヤブーさんは感動したそうだ。
追記(2021/09/21)Youtube動画を音声ありのものに変更して再送します
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