カラパイアの元の記事はこちらからご覧ください

 オランダの牧場で飼育されているメスのニワトリ(メンドリ)が鷹の襲来を受けた。おびただしい数の羽が飛び散り、もはやここで終わりか...と思われたが、仲間たちがその窮地を救ったようだ。

 その様子に気が付いたオンドリとヤギが、ニワトリを救い出すために全力で走ってきて、鷹を追い払ったのだ。

 自らの危機を顧みず、仲間を助けようとしたその姿は、牧場に設置されている監視カメラにとらえられていた。

 

【画像】 仲間のニワトリを助ける為、鷹と戦ったオンドリとヤギ

Boerderijdieren redden kip van havikk

 オランダ東部、ヘルダーランド州にあるヤープ・ビーツさんが経営する牧場の監視カメラが、衝撃の現場を記録していた。

 牧場で飼育されていたニワトリ(メンドリ)がオオタカの襲来を受けたのだ。

 ニワトリは何とか逃れようと羽をばたつかせ、おびただしい数の羽毛が芝生の上に舞い散った。

[もっと知りたい!→]自分ニワトリですから。ニワトリに温められたがる子猫のいる風景、ニワトリさんも受け入れちゃうし(アメリカ)

 近くにいたオンドリはすぐさま駆けつけ、なんとかニワトリを助け出そうと命がけで格闘する。だがオンドリの力ではどうすることもできず、ニワトリ鷹の爪にがっちりと捕らえられたままだ。

1

 このままニワトリは鷹に連れ去られてしまうのか?そこに救世主が現れた。

 この様子に気が付いた茶色のヤギ、ブルーインだ。ブルーインはオオタカに向かって突進し、角を使って頭突きを一撃。それでもニワトリを離さない鷹にさらに攻撃をくわえ、鷹を追い払ったのだ。

3

牧場の動物たちに自然に芽生えた絆

 ヤブーさんはニワトリの鳴き声でその様子に気が付いたが、駆け付けた時にはすでにことは済んでおり、監視カメラでその一部始終を知ることとなる。

 鷹が登場し、ニワトリを襲い、仲間のオンドリとヤギが救い出すまでにかかった時間はたったの17秒程度だ。

 直ぐに救い出されたおかげでニワトリは軽い怪我をしたものの、無事で済んだようだ。

[もっと知りたい!→]オンドリの犬化が加速。スクールバスに一直線、学校から帰ってくる娘さんに忠誠を尽くすオンドリ・ザ・ジェントルマン

 ヤブーさんによると、ニワトリの傷が癒えるまで、牧場の仲間たちがずっとそばに寄り添っていたという。

 ヤブーさんはこの牧場を経営して7年になるが、過去に2回、オオタカとノスリにニワトリを襲われており、今回で3回目になるという。

 牧場の動物たちは、一緒に暮らしているうちに自然と仲間意識が芽生え、お互いに助け合うになったようで、動物たちの強い絆にヤブーさんは感動したそうだ。

追記(2021/09/21)Youtube動画を音声ありのものに変更して再送します

 
画像・動画、SNSが見られない場合はこちら

仲間は助ける!鷹に襲われているニワトリを助ける為、飛び込んでいったオンドリとヤギ