中国のポータルサイト・網易に18日、「日本の学園アニメ作品の多くはどうして大学ではなく高校が舞台になるのか」とする記事が掲載された。
 
 記事は1つめの理由として、大学では例えば修学旅行のように全員参加のイベントが少なく、特別なイベントで登場人物が普段見られないような一面をのぞかせるといったエピソードを作るのが難しい点を挙げた。また、いじめなどの問題や、みんなで先生に怒られるといったエピソードも描きづらいとしている。
 
 次に、大学生には制服がないために、制服を着ている高校生のように見た目でどの学校の人物かを判断するのが難しく、話が分かりづらくなる点を挙げた。また、大学では全ての学生が全く同じ授業を受けるわけではなく、自らの必要性と興味、得意不得意に合わせて受ける授業を選べてしまうため、「優等生」、「劣等生」という表現が難しいと説明。その点、高校生は基本的にクラス単位で全員同じ授業を受けるため、「勉強ができる、できない」というキャラクターの設定がしやすいと伝えた。
 
 また、大学に行くと専門性が高くなるために「この教科が得意」、「この分野が大の苦手」といった登場人物ごとの個性を描きづらくなると指摘。例えば理科系の大学で計算の苦手な人物は描けないし、音楽大学に音痴なキャラクターを登場させるわけにはいかない、といった具合であると説明した。
 
 記事はこれらの考察を踏まえ、日本の学園アニメの多くが高校を舞台にする大きな理由について「高校生が、様々な個性を持つ人物を描きやすく、全く異なる性質を持つ人物を『クラスメイト』という一言で簡単かつ合理的にひと括りにしてストーリーを展開することができるからだ」と結論付けた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

なぜ日本の学園アニメの多くは、大学ではなく高校が舞台になるのか=中国メディア