中国江蘇省蘇州市で今月18日、漢服を着た男女数人が日本風情街に入ろうとして制止される騒動があった。中国の複数のメディアや海外華字メディアが伝えている。

現場で撮影された映像には、「私はただ話し合いたいだけです。私は近くの住民です」と話す市民に対し、制止された女性らが「(話し合いは)受け入れない。住民に迷惑をかけたのか」「何の権利があって着ているものに指図するのか」などと興奮気味に話す様子が映っている。

女性らは駆け付けた警官らに対して「私たちはここで固まって集まっているわけではない。彼(制止した人ら)が説明できないから人が大勢集まってきた」「ただ歩いていただけなのに彼らがやってきて、写真撮影は駄目だとかなんだとか言ってきた」と説明した。

また、住民らに対して「入った途端に撮影は駄目だと言われた。でも通りではみんな撮影していた。そうでしょう?」「この服(漢服)を着ているから特別扱いしているんでしょう?理由を説明しなさいよ」とかみつく。住民が「特別扱いとかではなくて、この通りの一部の人には事情があるから…」と説明すると、「じゃああなたたちがこの通りが敏感だって思ってるってことじゃない。あなたの気持ちの問題であって私たちの問題じゃない」などと主張した。

騒動があった18日は満州事変の発端となった柳条湖事件が起きた日で、中国では「特別な日」とされる。中国のネット上では「漢服を着た人を入れないというのはどういうことなのか」「自分の国土で自分の民族の衣装を着ることも許されないのか」「そこは日本租界なのか!」といった批判の声や、「なぜ中国に日本風情街が存在しているのか。現地政府は何をやっている」「大連の日本風情街は閉鎖されたのになぜここは営業しているのか」との不満の声が多数上がっている。(翻訳・編集/北田

中国江蘇省蘇州市で今月18日、漢服を着た数人の若者らが日本風情街に入ろうとして制止される騒動があった。