賃貸物件や中古住宅には前の住人の生活の跡が残っていることもあるだろう。イギリスのある男性は数日前に新居の鍵を受け取ったばかりだが、リフォーム中に壁の中から古びた人形と不吉なメモを発見した。メモには背筋の凍るようなメッセージが書かれており、友人らは男性にすぐに引っ越すよう勧めたという。『Liverpool Echo』『Daily Mail Online』などが伝えている。

サリーウォルトン・オンザヒルにある物件を購入した小学校教師のジョナサン・ルイスさん(Jonathan Lewis、32)は、9月17日に鍵を受け取ったばかりだ。

引っ越し後、階段の下に石膏ボードで囲まれた空洞を見つけたジョナサンさんは、その中を調べてみようと壁をハンマー叩いてみたという。そして中を覗き込んだところ、ストライプ柄の服と帽子を身につけた古い人形がこちらを真っすぐに見ていたそうだ。

ジョナサンさんはその時のことをこのように振り返っている。

「この家は購入したばかりで、金曜日に鍵を受け取りました。階段の下に空洞があって、石膏ボードで覆われているのは何となく知っていました。前の所有者が冷蔵庫を置いていた場所から電線が出ていたのですが、その電線がどこに接続されているのかわからず、何があるのか確認するためにその石膏ボードにこぶしほどの大きさの穴を開けました。そして中に光を当ててみると人形が座っていたのです。」

さらに穴を大きく広げたジョナサンさんは、その人形がメモを持っていることに気づいたという。そのメモにはこう書かれていた。

「親愛なる新しいオーナーへ。私を解放してくれてありがとう! 私の名前はエミリーです。前のオーナー1961年にこの家に住んでいました。私は彼らが好きではなかったので、彼らには去ってもらいました。歌って騒いでばかりでうんざりでした。私が決めた彼らの死に方は刺殺です。だからあなたがナイフを持っているといいですね。よく眠れることを願っています。」

背筋の凍るようなメッセージのことをジョナサンさんは友人らに話すと、物件を売りに出して引っ越すように言われたという。

しかし当のジョナサンさんは落ち着いており、こう述べている。

「友人の中には家を売りに出して引っ越せと言う人もいますが、私はただの笑い話だと思っています。正直言って全てがおかしかったです。私も全く同じことをするでしょう。」

さらに「メモには前のオーナーが住んでいたのは1961年と書かれていましたが、不動産会社に案内してもらった時、キッチンは4、5年前に造られたものと聞きました。メモの紙もあまり古いものには見えず、比較的最近のもののようで、その時に置いたのではないかと思います」と明かした。

友人たちの意見とは裏腹に冷静なジョナサンさんは、この出来事を面白がっているようだ。

画像は『Liverpool Echo 2021年9月19日付「Teacher knocks through wall and findssomething staring at him’」(Image: Jonathan Lewis)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

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