【この記事の動画を見る】

朝のテレビ番組で今月20日、気象キャスターの女性が生中継中にリードに繋がれていた盲導犬に引っ張られ、前のめりに倒れてしまうというハプニングが起きた。幸い女性キャスターに怪我はなく、スタジオは笑いに包まれた。『MyLondon』『Metro』などが伝えている。

朝の情報番組『BBCブレックファスト』の気象キャスター、キャロル・カークウッドさん(Carol Kirkwood、59)が20日、英ロンドンで生中継中に盲導犬に引っ張られるというアクシデントが発生した。

キャロルさんは翌日から開催されるチェルシーフラワーショーの会場で、スタジオにいる司会者ダン・ウォーカーさんやサリー・ニュージェントさんへラブラドール・レトリバーのメス“フラッシュ(Flash)”について話をしている最中だった。

鮮やかな花柄のワンピースに紺のジャケットを着たキャロルさんは、フラッシュ4月28日に訓練士のメルさんと一緒に同番組に出演したこと、生後18週だった当時と比べると少し成長したことなどを説明。ウッドデッキの上に跪くと、リードを付けてお座りをしたフラッシュの頭や体を何度も撫で「フラッシュゴージャスで本当によくしつけられているのよ」と褒め称えた。

しかしながらキャロルさんの言葉とは裏腹に、フラッシュはそばにあったケーブルをいじってみたり、カメラマンの近くに寄ってみたりとどうにも落ち着かない。

そしてダンさんが「ありがとう」と中継を終わらせようとすると、フラッシュは突然右前方へ移動。サリーさんが「きっとトリーツ(おやつ)を見つけたのよ。見て!」と言った直後、右手でリードを持っていたキャロルさんは前方に引っ張られ、ウッドデッキの上に前のめりに倒れてしまった。

映像にはキャロルさんの膝下だけが映し出されており、突然のハプニングにスタジオの2人は大爆笑。サリーさんは頭を抱え、ダンさんは「カークウッドが倒れた! カークウッドが倒れたよ。誰か助けてやってくれ」と叫びながらも笑いをこらえることができないでいる。

当のキャロルさんはというと、ゆっくりと立ち上がり「(フラッシュは)いなくなっちゃったわ」と苦笑い。「大丈夫?」と尋ねる2人の司会者に「大丈夫よ。フラッシュはとても強い女の子よ」と笑顔で答え、フラッシュがカメラの後ろ側にいるメルさんのもとに行ったことを伝えた。

なおこの映像はイギリスの主要メディアが取り上げているほか、YouTube「盲導犬協会(Guide Dogs)」が公開しており、「さすがプロ!」「朝から笑ったよ」「フラッシュが一人前になるにはまだまだのようだね」「トレーニング中って腹部に書いてあるものね」「まるでスローモーションのようだった」「怪我がなくて良かったね」「これだから彼女のファンなんだ」「リードを離せば良かったのかもね」といった声があがっている。

ちなみに世界的に有名なチェルシーフラワーショーは1913年から続く歴史ある園芸の祭典で、王立園芸協会が主催している。通常は毎年5月に開催されるが、今年は秋に延期された。イギリスで「盲導犬協会」が始動したのは1931年のことで、チェルシーフラワーショーの会場には90年を記念する庭園が展示されている。

画像は『MyLondon 2021年9月20日付「BBC Breakfast’s Carol Kirkwood dragged to floor by excited dog live on air」(Image: BBC)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

海外セレブ・芸能のオンリーワンニュースならテックインサイト