土地を取引する時の目安となる2021年の「基準地価」が発表されました。東京は都内全体ではプラスとなりましたが、商業地は下落に転じるなど、長引く新型コロナウイルスの影響が見られました。

 東京都が発表した基準地価は都内全体では平均で0.1%プラスとなり、9年連続の上昇となりました。地価が最も高かったのは中央区銀座2丁目の明治屋銀座ビルで、16年連続で最高価格となりました。しかし店舗やホテルなどの商業地は新型コロナ流行の影響で訪日外国人が減少したため需要が低迷するなどして地価はマイナス0.3%となり、9年ぶりの「マイナス」となりました。中でも、商業地の下落率が一番大きかったのは新宿区歌舞伎町1丁目で10.1%の下落、次いで2番目と3番目は中央区銀座となりました。

 一方、住宅地は都内平均で0.2%上昇しました。中でも上昇率が最も高かったのが、多くのマンションが立ち並ぶ江東区有明1丁目です。この住宅地の向かい側には有明初の大型商業施設として2020年オープンした「有明ガーデン」があり、子育て世帯には魅力的なスポットとなっています。有明ガーデンの中には関東最大級の「無印良品」のほか、キッズフロアや病院が入っています。また、目の前にはおよそ2000坪の広大な芝生広場があり、ゆったりと過ごすことができます。有明ガーデンからゆりかもめ「有明テニスの森」駅まで徒歩3分と、駅まで近いのも魅力の一つだといいます。

 住宅地の上昇率では2位に虎ノ門ヒルズなどに近い港区赤坂1丁目が、3位には地下鉄副都心線やJR山手線の駅などに近く交通の利便性が高い豊島区高田3丁目が入り、人気が高まっています。


基準地価が発表 東京は全体で上昇も…商業地は下落