2021年9月、経営危機が叫ばれていた、中国恒大集団が破綻しそうだ。この10年、中国の不動産は急速に価格が上昇した。当初は中国人中間層の所得の伸びもあり、緩やかな値上がりだった。しかし、将来の不動産価格上昇を見越して、投資目的での購入者が増えたことで大都市を中心に危険領域に入り、この3年間は、常にバブル崩壊危機と隣り合わせだった。

 専門家は「中国政府が本気で救済を考えれば、中国恒大集団の破綻時期を遅らせたり、破綻を防ぐことはできます。しかし、中国恒大集団と同様な状況に陥っている全ての住宅開発会社を救済することは、困難です。国際金融の中で人民元の価値をあるていどキープしながら、緩やかに中国恒大集団を解体するのではと見られています。高金利の社債を発行した時点で、既に破綻へのシナリオは始まっていました。

 中国は急速に経済発展したため、企業の自己資本が薄く、脆弱な体質である会社が多いのです。中国恒大集団も財務体質が特に弱いと指摘されていました。

 建設中のほとんどの物件の建設工事が、この夏以降ストップしており、完成できないと見られています。一般的に会社側が発表している経営状況は粉飾数字であることが多いため、どれほど崖っぷちなのかは推測するしかありません。

 中国恒大集団の破綻は99%回避できないと思われますが、この影響を受けて不動産購入意欲も下がるため超人気の希少物件以外の価格は、50~70%下落するのではと考えられます。中国のマンションは日本のマンションに比べ建設工事が雑で、経年劣化率が高く。築10~15年でかなり老朽化してしまいます。デザイン性を重視した無茶なマンションも多く耐久性は低いのです」と話す。

中国マンションのイメージ