ふとしたことで手を差し伸べた相手との間に、いつしか切っても切れない絆が結ばれてしまう…という、「運命の出会い」は確かにあるのだろう。
今日は命を救ったリスとの間に、そんな絆ができてしまった男性のお話を聞いてみよう。
Guy Tried To Release His Rescue Squirrel But She Always Came Back | The Dodo
ドライブ好き・ビーチ大好きなこのリスと撮影者さんたちとの出逢いは、2018年の秋に遡る。撮影者さんの奥さんの親友が、「猫につかまっていた赤ちゃんリスを助けたんだけど」と連絡してきたのが始まりだったそうだ。
その時、リスは傷だらけだった。子猫用のミルクで育てられることを知った撮影者さんたちの奮闘が、その時始まったんだ。
すっかり元気を取り戻したリスは、すっかり撮影者さんに懐いてしまった。撮影者さんはこのリスに「ぺティーナ」っていう名前をつけてあげたよ。
だがやはりリスは野生の生き物。撮影者さんはいずれ自然に帰っていくことを想定して、体力をつけるためのトレーニングも欠かさなかった。
「ボクがこの子を助けたのは、自然の中で自由に生きて欲しかったからなんだ」と語る撮影者さん。
だが、ペティーナさんは、撮影者さんから離れるつもりはないみたいだ。外に放しても木で遊ばせても、すぐに飽きて撮影者さんのところに戻って来てしまうんだって。
もう「好きにすればいいと思っているよ」と語っていた撮影者さん。そしてなんと、本当に好きにしてしまったペティーナさんは、撮影者さんちのお庭で家庭を持って、お母さんになったんだ。
お母さんになって100%野生のリスとなったはずのペティーナさんは、だがしかし、今も毎日美味しいものとイチャコラを求めて、撮影者さんのおうちにやって来るんだそうだよ。
すっかり孫ができた気分の撮影者さんたちも、ペティーナさんたち一家を温かく見守っているとのこと。みんな幸せそうで何よりなんだ。
written by ruichan
※この記事はカラパイアの姉妹サイト「マランダー」に掲載されたものです。面白い動物情報を集めたマランダーの方にも是非訪れてみてください。
追記:(2021/09/24)本文を一部訂正して再送します。
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