映画『メン・イン・ブラックMen in Black)』を見たばかりの幼い女の子が、パスポートを見て自分の母親のことを「エイリアン」だと思い込み、大泣きをする姿を捉えた動画が話題を呼んでいる。想像力が豊か過ぎるゆえの子どもの姿が「純粋で可愛い」と多くの人を笑顔にしたこの動画はさらに拡散し、ついには『メン・イン・ブラック』の脚本家までが笑顔で謝罪コメントするという事態に発展した。『Insider』などが伝えている。

今月21日、米テキサス州ヒューストン在住のシャキーラブランドンさん(Shaakira Brandon、30)は、自身のTwitterアカウントに娘のナラ=ジョイちゃん(Nala-Joye、5)が大泣きしている動画を投稿した。

投稿には「今日娘が私のパスポートを見つけて、私がエイリアンであることを示す書類だと勘違いしてしまったみたいです。MIBを見せるべきではなかったわね」と書かれている。

シャキーラさんが投稿に書いた“MIB”とは、ウィル・スミストミー・リー・ジョーンズが主演を務める映画『メン・イン・ブラックMen in Black、以下MIB)』のことだ。同作は地球を訪れるエイリアンの監視を行う秘密組織を描いた作品で、作中にはエイリアンが空港に似た場所でパスポートのようなものを見せるシーンがある。

MIBを見たばかりだったというナラちゃんは、母親のパスポートを見つけると泣き始めてしまった。その様子をシャキーラさんは動画で撮影しており、「なんで泣いているの?」とナラちゃんに尋ねる。

ナラちゃんは目に涙を浮かべながらパスポートを手にすると、惑星のデザインが施されたパスポートの最後のページを開いて指差した。シャキーラさんが「その絵はどういう意味だと思っているの?」と再び聞くと「ママはエイリアン」とナラちゃんは泣きながら答えた。

MIBの作中では、エイリアンは地球に入るために独自のパスポートを持っているという設定になっており、どうやらナラちゃんは「パスポート」というものはすべてエイリアンのために用意された書類であると思い込んでしまったようだ。さらにシャキーラさんの持つ米国のパスポートの最後のページには宇宙と惑星のデザインが施されており、このこともナラちゃんにとっては「うちのママはエイリアン説」の“裏付け証拠”になってしまったと思われる。

映画の世界からなんとも豊かに想像力を働かせ涙する5歳の愛娘。その姿に思わず笑ってしまいつつも「これはママが旅行してきた場所で、こっちはママが旅をする地球の絵なんだよ」とシャキーラさんは優しくパスポートについて説明した。

それでも泣き止まない様子のナラちゃんにシャキーラさんは「ママが怖いの? こっちへおいで」と声をかけ、ナラちゃんが走り寄ったところで動画は終わっている。

この動画は今月25日の時点で270万回以上再生されており、ナラちゃんの可愛い勘違いに「本当に可愛すぎる」「秘密がバレちゃったね」「私も涙を流して笑ってるよ」「純粋過ぎて可愛い」など多数の声が届いている。

さらにこの投稿が大きく拡散されると、MIBの脚本を担当したエド・ソロモンさん(Ed Solomon)から反応があり、「私が悪いんだ。ごめんね」と笑顔の顔文字を添えてコメントしている。

なお今回のナラちゃんのように、子どもの想像力は時に大人を遥かに凌駕することもあるようで、先月には子供の誕生日に喜んでもらおうとビッグフットのサプライズゲストを呼んだところ、阿鼻叫喚の地獄絵図となってしまったという動画も話題になっていた。

画像は『Kira J 2021年9月21日付Twitter「My daughter found my passport」』『Insider 2021年9月22日付「A 5-year-old girl thought her mom’s passport proved she was an alien after watching ‘Men in Black,’ and the writer responded to the viral video」(Columbia Pictures)』『Ed Solomon 2021年9月22日付Twitter「My Bad. I apologize.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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