明治安田生命J2リーグ第31節の4試合が、26日に各地で行われた。

勝ち点27で21位に沈む松本は18位北九州(勝ち点29)とのシックスポインターに臨んだ。伊藤の連続フィニッシュなどで攻勢に出たが、24分に手痛いミス。バックパスを受けたGK村山のコントロールが大きくなったところを前川にさらわれ、ゴールに流し込まれた。

先制した北九州は38分に新垣がカットインからシュート。これが橋内に当たってこぼれると、前川が詰めてネットを揺らす。副審はオフサイドフラッグアップをしたが、主審は橋内の手に当たっていたとして北九州にPKを与える判定を下す。だが、佐藤亮の強烈な左足のシュートはバーを叩いた。

救われた松本はハーフタイムに2枚替え。前節殊勲の同点弾を挙げた榎本らを投入すると、52分には右サイドでのFKから橋内が蹴り込んで汚名返上の同点ゴール。さらに61分には自陣でのFKをGK村山が前線へ送ると、榎本の頭での落としから伊藤が流し込んで逆転に成功した。

終盤は選手交代も駆使して時計の針を進めた松本が7試合ぶりの勝利で18位に浮上し、降格圏を脱出した。一方、敗れた北九州は降格圏の19位に順位を下げた。

上位争いを演じる町田(勝ち点52)は東京Vの本拠地へと乗り込んだ。『セガサミーグループpresents東京クラシック~東京から世界へ~』と銘打たれたダービーマッチでは、大人気アクションパズルゲーム『ぷよぷよ』のメインキャラクター、アルルの声優を務める園崎未恵さんが選手紹介を務めた。

互いに多くのシュートシーンを作りながらゴールレスで折り返すと、後半開始早々に町田が試合を動かす。髙江が右サイドの深い位置へ浮き球のパスを送ると、後半の頭から投入された太田がワンタッチで福村をかわして折り返す。最後はゴール前で平戸が右足で合わせ、ネットを揺らした。

以降は東京Vがボールを保持して町田の守備ブロックを崩しにかかるも、前半とは異なりフィニッシュまで持ち込めるシーンが減少。サイドを起点に打開を試みるが、町田の守備陣に冷や汗をかかせる場面を作り出せない。

先制して以降はほぼ守備に時間を割かれたアウェイチームは、終盤に水本を投入して逃げ切りを図る。盤石の態勢でタイムアップを迎え、2試合ぶりの白星で上位戦線に踏みとどまった。

水戸と金沢の一戦は、40分に伊藤のPKで水戸が先制するも、セットプレーの二次攻撃から庄司が頭で合わせて試合を振り出しに。だが、ホームチームが意地を見せ、同点でタイムアップかと思われた後半のアディショナルタイムに途中出場の藤尾が値千金の決勝ゴール。3試合ぶりの勝利を収めている。

ホームで秋田と対戦した岡山は、14分に武のゴールで先制を許す。攻め込みながらも秋田の牙城を崩し切れなかったが、試合終了間際にセットプレー崩れから安部がネットを揺らし、土壇場で同点に。そのままタイムアップを迎え、勝ち点1を分け合った。

▽9/26(日)
ファジアーノ岡山 1-1 ブラウブリッツ秋田
松本山雅FC 2-1 ギラヴァンツ北九州
水戸ホーリーホック 2-1 ツエーゲン金沢
東京ヴェルディ 0-1 FC町田ゼルビア

▽9/25(土)
ザスパクサツ群馬 0-1ジェフユナイテッド千葉
大宮アルディージャ 1-0 SC相模原
アルビレックス新潟 1-0 ヴァンフォーレ甲府
京都サンガF.C. 2-0 栃木SC
ジュビロ磐田 2-0 FC琉球
レノファ山口
FC 1-3 V・ファーレン長崎
愛媛FC 0-4 モンテディオ山形

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