困り顔の女性

なぜ「ご家族」まで面倒見ないといけないの?

採用面接では、その会社独自の価値観が垣間見えて驚くことがある。東京都の40代前半女性がキャリコネニュースで実施中のアンケートに回答を寄せた。現在は年収600万円、正社員の専門職(コンサルタント・士業・金融・不動産)として働いているが、求職中に面接で驚いたエピソードをこう切り出した。(文:okei

「スーパーには必ずおいてある、有名なメーカーの求人での話。 さほど興味はなかったが、書類選考さえ通過できない日々が続いていたので、面接に進めるということで頑張ってみようと思っていたところ……」

※キャリコネニュースでは「面接での信じられないエピソード」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/74FZSHAJ

いきなり「社長秘書ではどうか」と打診され

面接官は女性に対して、意外な打診をしてきたという。

「いきなり担当業務の変更を打診され、社長秘書での採用はどうかと言われた。秘書の実務経験は無かったのでどうしようかと迷っていたところ『秘書の担当業務は、社長と社長のご家族のサポートです』と言われた」

急に専門外の仕事を振られた上に家族の面倒まで頼まれては、困惑しかないだろう。公私混同がよくありそうな家族経営の中小企業でもなかったようなので、なおさらだ。

「もうその時点で決心はついていたが、一旦面接は終了した」という女性は、

「後日、柔らかい言葉で辞退を申し出た。なぜ『ご家族』まで面倒見ないといけないのか。結構規模の大きな有名企業なのに、そんなことがあるのかと驚いた」

と思いを綴っている。

そんなことある?「秘書は社長のご家族のサポートも担当します」 年収600万円女性が驚いた面接