市民参画型インフラ情報プラットフォームの構築・提供・運営を行うNPO、Whole Earth Foundation (CEO:森山大器)は日本鋳鉄管株式会社(代表取締役社長:日下修一)から、トークン転換社債により2.98億円を調達したことをお知らせいたします。

■ 資金調達の背景
 WEFは「We Democratize Infrastructure Managementインフラマネジメントを民主化する)」というビジョンのもと、市民参画型のインフラ情報プラットフォームの構築・提供・運営を行うNPOです。

 人口が減少している日本において、老朽化が進むインフラにかかるメンテナンスコストの大きな負担が未来世代に転嫁されるのは、構造的に避けられないのが実情です。この現状を打開すべく、WEFはゲーミフィケーションとデータサイエンス技術を活用し、インフラを利用する市民一人ひとりが主体的に参画する形でインフラ産業の革新を進めることに挑戦しています。
 私たちは日々当たり前のように各種インフラを利用しているのにもかかわらず、その管理・運営体制がどうなっているのかを知るのは困難です。WEFはインフラの実態を可視化することによって、情報の非対称性解消に寄与します。また、WEFは公共の利益に資する情報をご提供いただいた市民ユーザーに対してインセンティブを付与し、高効率かつ低コストのインフラ維持管理プラットフォームを構築し、その普及推進に取り組みます。

 2021年5月から実施してきた実証実験では、1000名を超える市民の参加があり、大きな成果が見込めたため、公共インフラ領域におけるDX推進の先駆者になるというWEFの挑戦に強く共感いただいた日本鋳鉄管株式会社と更にふみ込んだ協業を行うべく資金調達を実施しました。
 今回調達した資金は、プロダクト開発、グローバル人材採用、日本でのトークン上場に向けた準備等に活用します。

■ 出資企業のコメント
日本鋳鉄管株式会社 代表取締役社長 日下修一氏
 "生活に欠かせないインフラを、いかに効率よく守っていけるか。これが、この業界にかかわる私たちの喫緊の課題です。その1つの解決策をDX・AI、しかも市民参加形のUIも組み込むという最先端の技術で提供しうるのがWEFです。
 今回、WEFへの出資により、現在まで両社で進めてきたPoCで得られた、技術基盤を活用した情報プラットフォーム構築が加速することが期待できます。さらに、情報収集・利用の高度化が社会に実装されることで、新たな効率化の道を切り拓いていけるものと確信しています。"

■ トークン転換社債について
 WEFは、Public Company Limited by Guaranteeと呼ばれるシンガポール法人の形態をとっています。WEFは株式会社ではないため、エクイティではなくWEFが発行するトークン(Whole Eath Coin、略称WEC)を販売する形で資金調達を行います。ただし、WEFが発行するWECは現時点では日本市場で上場していないことから、WECが日本市場で上場した後にWECへの転換ができる社債を発行し、それを購入いただく形をとりました。
 エクイティ転換社債による資金調達は日本においても利用が進みつつありますが、トークン転換社債を活用した資金調達は世界初の事例となります(※WEF調べ)。
 WEFは日本におけるWECの上場に向けて、金融庁・財務局の登録を受けた暗号資産交換業者との対話を進めます。

■ 採用について
 世界展開に向けたプロダクトの更なる磨き込みのため、現在以下の職種を積極採用しています。少しでもご興味のある方、または弊社の事業に関心をお持ちの方は下記お問い合わせ先にご連絡ください。
■ Whole Earth Foundation 概要
会社名:Whole Earth Foundation(ホール・アースファウンデーション
所在地:
 本社:シンガポール
 日本事務所:東京都渋谷区渋谷2丁目10-2 渋谷2丁目ビル3F
 米国事務所:2400 Broadway Suite 220, Redwood City, CA 94063 , USA
代表者:Co-founder & CEO 森山 大器
設立:2020年12月
URL:https://ja.wholeearthfoundation.org/

■ お問い合せ先
Whole Earth Foundation
info@wholeearthfoundation.org

配信元企業:Whole Earth Foundation Ltd

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