新幹線は近年中国にライバル視されてきたが、次世代の超高速鉄道の開発を進める米国も、中国の「ライバル」になっているようだ。中国メディアの騰訊はこのほど、中国の超高速鉄道開発が着々と進んでいると伝える記事を掲載した。米国の専門家からはパクリだと言われているが、「そんなわけはない」と反論している。

 記事はまず、中国は押しも押されもせぬ「高速鉄道強国になった」と自賛した。中国高速鉄道は一部区間を時速350キロで営業運転しているが、それでも満足せず、今度は真空チューブ内を超高速で走行するリニアを「独自開発中」だと伝えた。

 記事が「独自開発」を強調しているのは、米国で2013年に公表された真空チューブ内を超高速で走行する「ハイパーループ」構想を意識してのことかもしれない。記事は米国の専門家にはパクリを疑われているとしながらも、「高速鉄道もない国の技術を真似するはずがない」と一笑に付した。残るライバルは「かつての教師」日本だが、新幹線についても「技術では、すでに生徒が教師を追い越した」と、向かうところ敵なしであると主張した。

 ではこれから中国はどんな超高速鉄道を開発していくのだろう。中国はすでに時速600キロで走行するリニアモーターカーを発表した、と記事は紹介した。これは車両が紹介されただけで、時速600キロの試験走行に成功したわけではないが、記事は「日本の最高速度に肩を並べることになる」と自賛し、最高速度は800キロにまで達する可能性もあると伝えた。さらに真空リニアの開発が成功すれば「飛行機と同じくらい速い乗り物になる」と、まだ見ぬ成功に夢を膨らませていた。

 この記事では超高速鉄道に関して、中国の「独自開発」と、日米は中国のライバルとはならないことを強調しているようだ。それだけ、中国のライバルになり得るのはこの2カ国だと意識しているのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

中国が研究する「超」高速鉄道、米国から「パクリ」との指摘も=中国報道