現在、リニア中央新幹線2027年の開業を目指し、東京・名古屋間の建設が進められている。しかし、建設費用は当初予定より膨らみ、現在では約7兆円となる見込みだという。中国メディアの百家号はこのほど、これほど高額な建設コストがかかるにもかかわらず、日本がリニア新幹線の建設にこだわる理由について分析する記事を掲載した。

 記事はまず、世界最初の高速鉄道となる新幹線が営業を開始したのは1964年のことであり、当時も「巨額の費用を投じて新幹線を建設することに疑問の声も少なくなかった」としながらも、東京ー大阪間の移動時間を大幅に短縮したことで多くの利用者に高い利便性を提供し、大きな経済効果を生んだことを強調した。

 そして、今回のリニア中央新幹線についてもやはり反対の声が出ていると紹介し、反対の理由の1つが「環境問題」で、静岡県知事が建設反対を訴えて当選したと紹介し、建設工事で大井川の水量に影響が出るのではと懸念されていることを紹介した。そして、もう1つの理由は「巨額の費用」だとし、建設コストが当初より大幅に増加したことに加え、運行コストも安くはないので、その価値があるのかとの疑問の声もあると指摘した。

 では、なぜ日本はそれでも建設を進めるのだろうか。記事は、中国に続く「世界で2番目の高速鉄道王国になりたいからに違いない」と主張した。中国に対抗しているとの主張だ。別の理由は、リニア新幹線がもたらす「経済効果」に期待していることだ。かつての新幹線建設で日本は急速な経済成長を遂げたので、その再来を狙っていると分析した。

 しかし記事は、世界で初めてリニアモーターカーの営業路線を実現したのは中国であり、現在でも時速600キロのリニアモーターカー開発中で「すでに日本を超えている」と主張している。それで「論争の的となっている日本のリニアが成功するかどうか、見てみようではないか」と上から目線で記事を結んだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

日本がリニア新幹線にこだわる理由「成功するか、見てみようではないか」=中国