代替テキスト
(写真:AFP/アフロ

コロナ禍の宅配業界では、人との接触を避ける「置き配」が主流となっているが、予想外の場所に荷物を配達してしまったドライバーが話題となっている。英Mirror紙が報じた。

あるAmazonユーザーが、担当のドライバーからメッセージを受信。

「こんにちは、Amazonの配達員です。どうかしていると思われるでしょうが、誤ってあなたの荷物を屋根の上に投げてしまいました。ハシゴがあったら使わせてもらえませんか?」

ドアの防犯カメラには、右手に複数の封筒、左手に端末を持ったドライバーが歩いてくる様子が映っている。そこにハチが襲来する。

ドライバーは手を振ってハチを追い払おうとしたが、その瞬間に彼の手が滑り、封筒がひとつ屋根の上へと飛んでいってしまった。どうすることもできず、困り果てて配達先の顧客に送ったのが前述のメッセージだ。

顧客は翌日、脚立を出してきて屋根の上に配達された荷物を回収。「かわいそうに。全然問題ないよ。楽しませてもらったから!」とドライバーを労る言葉を添えて、一部始終を収めた防犯カメラの映像をTikTokに投稿した。

約12万件の「いいね」に加え、Amazonの公式アカウントからも「最高の投稿です。あなたがよろしければシェアさせてください」とコメントが寄せられた。

「次の宇宙行きロケットに私と妻を乗せて下さい。これで取引成立だ」というユーモアたっぷりの返信も、多数の「いいね」を集めた。

後日、TikTokがこのドライバーを探し当て、顧客は彼に「荷物を無事に下ろすことができたよ」と伝えたそうだ。