巨人のスコット・ハイネマン外野手(28)が27日に登録抹消となった。

 ハイネマンは8月にチームと契約。貧打線の救世主として期待され、9月11日に1軍登録され、10試合に出場し25打数4安打で打率・160、0本塁打、2打点の成績にとどまっていた。ルーキー、秋広の昇格に伴って抹消となった。

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 打撃の成績は残せなかった一方で、無類のナイスガイぶりが注目を集めた。

 「坂本のキャプテンシーを自身のSNSでたたえたり、結果が出なかった若手選手をベンチでなぐさめたりなど、ホスピタリティあふれる姿がファンの心をつかみました。守備でもスーパープレーを見せたりと、懸命な姿がチームの苦境時と重なったこともあり、大きな反響を呼び、球団は異例のグッズ展開を行い売り出しを図っている中で、降格になりました」(放送関係者)

 人気の高さを反映するように、ハイネマン降格の一報が流れるとネット上では「ハイネマン 来年」がツイッターのトレンドワードとして急上昇。「来年もいてくれなかったら泣く」「走攻守に全力な姿、チームに溶け込もうとする姿勢が素晴らしい」「来年からが本番!」と熱烈に残留を願う声が続々と上がった。

 ハイネマンにも同情する点はある。8月初旬に来日、隔離期間を経て二軍戦での実戦もほぼ踏まないままに、一軍昇格となったことで日本の野球に慣れる間もなかった。

 「ストライクゾーンも狭く、変化球主体の日本の投手の攻めに苦しんでいた。どの外国人選手にもいえるが、来日初年度は日本の野球に慣れるのに時間がかかる。年齢も若いし、ここですぐに切るのももったいない気はする」(球界関係者)。

 原監督もハイネマンに関しては獲得時は「最後の砦だな!」と大きな期待を寄せていた。単年契約で年俸は30万ドル(約3300万円=推定)と格安とあって、この後のシーズンで再度昇格して活躍を果たせば残留の目も見えてくるが・・・。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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