今回ご紹介する動画はきさまの教養【ゆっくり解説】さんの投稿した『【ゆっくり解説】世界一下手な絵描き?!アンリルソーがヤバすぎるってww』です。

投稿者メッセージ(動画説明文より)

世界一下手な絵描き、アンリルソーを君は知ってるかッ?!
素朴派の代表格として名を馳せる、彼の爆笑絵画をご覧ください!
何故、彼は評価されるのか…?遠近法をガン無視したタッチ…?
彼の摩訶不思議な人生とは…?

蛇使いの女、眠れるジプシー女、フットボールをする人々、岩の上の少年…。

最強の画伯、アンリルソーを解説ゥゥッッ!!!

投稿者をフォローして新着動画をチェック!


魔理沙
 世界ってのは広すぎて、逆に絵が下手すぎて有名な画家もいるんだぜ。

 これは「岩の上の子供」という作品だ。この絵を見てどう思う?

 この絵についてはどう思う? 「これは女性の肖像」という作品だ。作品名から、おそらくこれは女性だと考えられる。

 これらの作品を描いたのは、世界一下手な絵描きと名高いアンリ・ルソー氏だ。

 今日は、最強の画伯、アンリ・ルソーの素晴らしき世界を覗いてみよう。
ルソーは1844年、フランスに生を受けた。彼は今でこそ「素朴派」の代表として有名だが、実はかなり大器晩成型だった。41歳のときに、美術アカデミーサロンに作品を持ち込むも相手にされなかったため、お金を払えば誰でも出品可能なアンデパンダン展に自作品を出品した。そのときの作品がこちら「カーニヴァルの夕べ」だ。

霊夢:
 あら? 思っていたより下手くそって感じじゃないわね。期待していたのと違うわ。

魔理沙
 参考までに同時代の他の画家と見比べてみよう。これロシア人画家、マコフスキーの作品だ。

 かなりの差があるだろう? 当時の評価として、6歳児が指で描いたみたいだとか、パレットの代わりに舌を使ったんじゃないか? なんてボロクソに言われたそうだ。しかし、まだこれは調子が良い方。はっきりいってマスターピースだ。

 これなんてどうだ? 傑作「フットボールをする人々」。これこそ、ルソーを語る上で外せない、「フットボールをする人々」だ。殴るようなポーズを取っているような人がいたり、なんとも不思議な絵だ。私達の知っているフットボールとかなり様子が違う。

 ちなみにこの絵はルソーが仮釈放されていたときに描いた作品だ。1907年、ルソーは銀行詐欺に関わったとして、逮捕されている。

 次に紹介するのは肖像画だ。ルソーは友人である詩人のアポリネールとその恋人で画家のマリーを描いている。

 「詩人に霊感を与えるミューズ」だ。ルソーはこの作品を創作するにあたって彼らの身体をメジャーで厳密に採寸した。ちなみにこの完成品を見たマリーは激怒したらしい。そして、この作品はなんと描き直されているのだ。

 Version1と見比べてみよう。左が旧Ver.で左が新Ver.だな。なぜ描き直したかというと、正解はこの花だ。

 ルソー曰く、詩人の象徴であるカーネーションを描くつもりが、誤ってウォールフラワーを描いてしまったらしい。

 ルソーは非常に興味深い絵を描くわけだが、その人間性もミステリアスだ。例えばこの「飢えたライオン」という作品をはじめ、ジャングルを舞台にした作品を数多く生み出している。本人曰く、ナポレオン3世とメキシコ従軍をしたときの思い出を元にジャングルを描くそうだが、これは嘘だ。

霊夢:
 嘘? それは一体どういうことなの

魔理沙
 ルソーはフランスから一度も外国に出たことがないことが解ってる。つまり、ルソーには虚言癖があるってことさ。

霊夢:
 どうしてルソーが人気のある画家なのか分からなくなってきたわ……。

魔理沙
 それが芸術の面白いところなんだ。ルソーは意味不明な点も多いが、ピカソやゴーギャンと言った有名画家は「徹底的に単純に描くことは、その内面を響かせるものである」といってルソーを評価している。

 ルソーの絵はどこか魔術的で、幻想的。その魅力を天才たちはいち早く見出したのだろう。

霊夢:
 この独特さが評価されているのね。

魔理沙
 最後にアンリ・ルソーの絵と一緒にお別れだ。

「戦争」

人形を持つ子供」

「眠るジプシー女」

視聴者のコメント

シュールだな
デフォルメかな

▼動画をノーカットで楽しみたい方は
こちらから視聴できます▼

【ゆっくり解説】世界一下手な絵描き?!アンリルソーがヤバすぎるってww

投稿者をフォローして新着動画をチェック!

―あわせて読みたい―

“バベルの塔”が建てられた理由は洪水対策だった! 旧約聖書に書かれていないユダヤ教の伝承から、驚くべきヒミツをゆっくり解説してみた

ベートーヴェンの「第九」はナゼ年末に演奏されるのか? 楽曲の誕生秘話やトリビアをやさしく解説してみた