NHK文化センターでは、10月に作家の森瀬繚さんを講師に迎え、全3回のオンライン講座を開催します。フィクションに大きな影響を与える架空神話。その生みの親であるアメリカの怪奇作家ラヴクラフトの作品を通して、クトゥルー神話の成立から今に至るまでを解説します。
NHKカルチャーHP<https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1235255.html>よりお申し込み受付中です。

1920年代から30年代にかけてアメリカで活躍した怪奇作家 H・P・ラヴクラフト。その作品には人間の根源的な恐怖を呼び覚ます宇宙からの飛来者――邪神が描かれています。奇怪な神々と神々が織りなす世界観を体系的にまとめたものが架空神話=クトゥルー神話です。彼の死後、後世の作家たちに引き継がれた物語は姿形を変えながら、今なお多岐にわたる展開を見せています。

クトゥルー神話が創作者たちに与えた影響は、作中に登場する固有名詞(「ナイアルラトホテプ」「ネクロノミコン」など)が現代のフィクション作品に頻出する事にも見て取れます。小説のみならずアニメ、ゲーム、漫画あるいはドラマなど様々な媒体に侵食するクトゥルー神話。それらは何処から生まれ、広がりそして何処へ向かうのか――。

講師をご担当頂くのはクトゥルー神話研究者として数々の翻訳本を執筆する作家の森瀬繚さん。全3回でクトゥルー神話の成り立ちから現在に至るまで、その展開を概観しながら架空神話の根本に迫ります。

ラヴクラフトファンの方はもちろん、名前は何となく知っている方からアニメ・ゲームで存在を知ったという方まで、クトゥルー神話をディープに学ぶことができる講座です。

【カリキュラム】
第1回 クトゥルー神話の原典
今日、クトゥルー神話と呼ばれている架空の神話はどのように生まれ、発展したのか。その「原典」はどういうものかについて講義を行います。

第2回 「クトゥルーの呼び声」を読む
クトゥルー神話」の枠組みのベースとなった作品、「クトゥルーの呼び声」を“解体”し、ラヴクラフトの創作スタイルを解説します。

第3回 “バックグラウンド・マテリアル
ラヴクラフトは、友人たちと共有した神々や書物の名前を“バックグラウンド・マテリアル”と呼び、積極的に共有していきました。やがてその“遊び”は、友人たちの外側にも広がっていき、彼の死後にも連綿と続いていくことになります。

【講師】森瀬 繚(もりせ・りょう)
ライター、翻訳家。
TVアニメやゲームのシナリオ・小説の執筆の他、各種媒体の作品で神話・歴史考証に携わる。
クトゥルー神話研究家としての著書多数。現在H・P・ラヴクラフトの新訳クトゥルー神話コレクション(星海社FICTIONS)を刊行中。
Twitter https://twitter.com/molice

講座名:クトゥルー神話を探る――H・P・ラヴクラフトの世界
講師:作家、翻訳者、クトゥルー神話研究家/森瀬繚
受講形態:オンライン
開催日:10/14(木) 11/11(木) 12/9(木) 各回19:00~20:30
受講料金:NHK文化センター会員・一般(入会不要) 税込10,890円(3回分)
主催:NHK文化センター青山教室

▼お申込みはこちらから
https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1235255.html

青山教室でもご受講頂けます。
https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1234488.html

配信元企業:株式会社エヌエイチケイ文化センター

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