日本システムウエア(NSW)は、同社のIoT構築のノウハウとIoTプラットフォーム「Toami(トアミ)」を活用し、マイクロソフトが提供するクラウドプラットフォームMicrosoft Azure上で、簡単にスピーディにノーコードでIoTサービスを立ち上げられる「Toami Lite」を9月28日に提供開始した。

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 Toami Liteは、データの収集や蓄積、アラート通知やデータのCSV出力などIoTクラウドサービスとして必要な一通りの機能を標準で装備している。リアルタイムで数値表示が可能なガジェット部品としてアナログメーターやデジタルメーターによる情報表示、表や時系列グラフなどの履歴表示が可能で、ユーザーが直感的な操作でデータと連携し配置することができる。このほか、20種類以上の汎用的なガジェット部品を使用することで開発の手間や費用を削減し、申し込み後すぐに最適なIoTサービスの利用が可能となる。

 また、クラウド基盤として採用したMicrosoft Azureは、高い信頼性と安定性に優れた、Linuxなどオープンソースソフトウェアにも対応している。今後、NSWではIoT HubやAzure AIなどのAzure PaaSサービスとの連携も視野に拡張性の高いサービス提供を目指すとともに、収集したデータの活用と分析をすることで顧客のデジタルトランスフォーメーション(DX)実現を支援していく。

 価格は、共有プランが月額4万円から、専有プランが初期費用40万円、月額15万円からとなる。

「Toami Lite」のイメージとガジェット例