俳優の林遣都と女優の小松菜奈が29日、都内にて開催された映画『恋する寄生虫』の完成披露試写会舞台挨拶に出席した。


作家・三秋縋の同名小説を原案とする本作。極度の潔癖症から誰とも人間関係を築けずに孤独に生きる青年・高坂を林が、視線恐怖症に苦しむ不登校女子高生・佐薙を小松が演じる。


今作が初共演となる2人。小松との共演を林は「楽しかったですね」と振り返り、「クールなイメージを持っていたんですけどとにかく周りの人に愛される方。菜奈ちゃんとの撮影を思い出すと、いつもスタッフと談笑していて、どれが菜奈ちゃんかわからなくなるくらい。ギャップがあって、素敵だなと思いました」と現場の様子を回顧した。


一方、小松は「現場が始まる前に『どうやって距離を縮めていこうかな』と考えたときに、あだ名をつけようと思って。『遣都デリカットにしよう』と思って呼んだら、『それ別人じゃん』って笑ってて」と林にあだ名をつけたことを告白。


さらに「でも『負けない』と思って呼び続けていたら、『癖になってきたかも』って言っていて。うれしかったんだなというか、喜んでもらえたのかな…。距離の縮め方が小学生男子みたいになっちゃった(笑)」と、あだ名で呼び続けることで、思惑通り林と距離を縮めることに成功したことを明かした。


また、タイトルにかけた「恋する○○」を聞かれた場面では、林が「僕は今、『恋するストレッチ』ですね」と回答。「舞台をちょうどやっていて、階段の上り下りがある舞台で、30歳にして初めて膝にきたんですよね。舞台の神様と言われる浅野和之さんに“神様のストレッチ”を教わりまして、体の調子がすこぶる良くなりまして。『これはいいぞ』とやっていたら、今度は逆に伸ばしすぎて痛くなった」とストレッチに関するエピソードを披露し、苦笑した。


同じ質問に小松は「恋する塗り絵です」と答え、「世界の名画とかの塗り絵で『大人の塗り絵』というのがあって、響きが良いなと思って。ゴッホとかモネの作品を想像で塗る。2時間とか3時間とか、良い時間だなと思ってハマっています。原画とは全然違う、顔とか緑に塗ってます」と報告していた。


【画像】林遣都、横顔も美しい!(全30枚)


映画『恋する寄生虫』は、11月12日(金)より全国ロードショー。

配給:KADOKAWA

©2021「恋する寄生虫」製作委員会

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