先月末、トルコで1人の男性が森の中で行方不明になった。さっそく地元の警察や救助隊が集まって男性の捜索活動が行われたが、なんと行方不明だったはずの当の本人が捜索隊に交じって一緒に捜索活動をしていたという。まるでコントのような出来事に笑いの渦が巻き起こっている。『New York Post』『NTV HABER』などが伝えた。

トルコ、ブルサ県イネゴル在住のベイハン・ムトルさん(Beyhan Mutlu、50)は9月28日に友人と酒を嗜んだ後、森の中で行方不明になってしまった。連絡が取れず自宅に戻ってこないベイハンさんを心配した家族は数時間かけて捜し回ったようだが、見つけることができず警察に捜索願を出した。

すぐに警察や救助隊、ボランティアグループがベイハンさんを捜すために森の中へと入っていた。数時間ほど捜したがベイハンさんを見つけることができなかったという。ところが捜索隊が諦めずにベイハンさんの名前を叫び始めた時、問題は一気に解決することとなった。

捜索隊の中にいた男性が「ベイハン」と叫ぶ声を聞き、他の隊員に「誰を捜してるんだ? 俺ならここにいるけど」と発したという。その男性は紛れもなく行方不明となっていたはずのベイハンさんだった。どうやら彼は友人と別れた後、ほろ酔い状態で森の中を彷徨い歩いているうちに捜索隊の一行に出くわしたようだ。

そしてベイハンさんは捜索隊に加わって行方不明者を捜すのに協力することにしたそうだが、この時彼は捜している人物が当の自分だったとは微塵も思っていなかったようだ。しかも数時間、一緒になって捜索に協力していたという。まるでコントのような出来事にネット上ではこのような声があがった。

「面白すぎる! 酔っ払っていても一緒に捜索を手伝うんだね。なんて親切な人だ。」
「私は70年以上も自分探しをしているけど、この男みたいに簡単に行けばいいのにね(笑)」
「ちょっと不謹慎だけど、今週一番笑えたよ。捜索に関わった全ての人に感謝だね。」

意外な形で無事に発見されたベイハンさんのニュースは多くの人に笑いをもたらしたようだ。ちなみに彼は捜索隊に自分の身を明かした後、警察によって自宅へと送られ、無事に家族のもとへ帰ることができたそうだ。

画像は『NTV HABER 2021年9月28日付「Bursa’da ilginç olay: Kayıp olduğu sanılan kişi kendisini arama çalışmasına katıldı」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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