HKT48の矢吹奈子と田中美久が10月2日、“なこみく”として世界最大のアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL 2021」(10月1~3日、お台場・青海周辺エリア)のDOLL FACTORYに出演した。
【写真を見る】二人の仲の良さが伝わってくる、息ピッタリのパフォーマンスを披露するなこみく
「overture(HKT48 ver.)」が流れた後、矢吹と田中がステージに登場して「生意気リップス」でライブがスタートした。
2013年にHKT48に4期生として加入して以来、“なこみく”の愛称で親しまれてきた二人。「生意気リップス」は、2014年に発表された二人のための楽曲で、“なこみく”の原点とも言える大切な曲だ。
歌い終わった後、田中が「20歳になって初めての『生意気リップス』です」と話すと、矢吹も「20歳になって、皆さんの前に“なこみく”として立つのも初めてですね。成人なこみくです!」と笑顔を見せた。
大きな拍手が鳴り響く中、田中が「大人っぽいですか?」と呼び掛けると拍手が鳴り止み、「あれ? なんで拍手なくなるの?」と思ってなかった反応にビックリした様子。矢吹も驚いていたが、「これからちょっとずつ大人になれるように頑張ります(笑)」と前向きな気持ちを伝えて、「アボガドじゃねーし」「君と僕の関係」、田中が「ずっと私が奈子と一緒に歌いたかった曲」だという「友達でいられるなら」を歌い上げた。
5曲目の「センチメンタルトレイン」は、2019年8月にリリースされたAKB48の53枚目のシングル曲。
「総選挙(AKB48 53rdシングル 世界選抜総選挙)の楽曲で、9位と10で選抜入りさせていただいた時、私(の得票数)が5万175票で“来いなこ”だったんです。それで次に9位で奈子が呼ばれて。だから、自分の中でも思い入れのある曲です」と曲についての思いを語ると、矢吹も「そうだね。思い入れがある曲だね」と感慨深げな表情に。
「楽しい時間はあっという間で次が最後の曲です。今日、ラスト(TIF2021最終日)ということで最後まで盛り上がっていきましょう!」と呼び掛け、2018年5月にリリースしたHKT48の11枚目のシングルで、矢吹と田中がシングル表題曲センターを二人で務めた記念すべき曲「早送りカレンダー」で締めくくった。
HKT48のエースとしてグループを引っ張る二人が、じゃれ合ったりしながら息の合ったパフォーマンスを披露。なこみくの軌跡と成長が感じられるステージとなった。
■なこみく(HKT48)[10月3日、DOLL FACTORY]セットリスト
M1.生意気リップス
M2.アボガドじゃねーし
M3.君と僕の関係
M4.友達でいられるなら
M5.センチメンタルトレイン
M6.早送りカレンダー
◆取材・文=田中隆信
コメント