映画『ハリー・ポッター』シリーズの主人公・ハリーの19年後を描く舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』が、2022年7月8日に開幕することが決定した。

【写真】舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』ロンドン公演の様子

 本作は、長年自身の小説の舞台化の話を断ってきたシリーズ原作者J・K・ローリングが、「家族、愛、喪失をテーマに、ハリー・ポッターの19年後の新たなストーリーを舞台化する」というプロデューサーの提案に初めて共感し、自ら演出家、脚本家とともに原案を練り上げた舞台作品。これまでに英国演劇界の最高名誉であるローレンスオリヴィエ賞、米国演劇界の最高名誉であるトニー賞を含む60以上の演劇賞を世界中で獲得し、演劇作品としてこれまでの常識を覆す記録的な成功を収めている。

 初演は2016年のロンドン。大ヒットを記録後、ニューヨークサンフランシスコオーストラリアメルボルンドイツハンブルクの5都市で上演され大ヒット中で、さらに2022年春にはカナダトロントでも開幕する予定となっている。アジアとしては初、世界では7番目の上演となる東京公演は、厳しいオーディションを勝ち抜いた日本人キャストでの上演となる。

 ハリー、ロン、ハーマイオニーが魔法界を救ってから19年後、かつての暗闇の世を思わせる不穏な事件が相次ぎ、人々を不安にさせていた。

 魔法省で働くハリー・ポッターはいまや3人の子の父親。今年ホグワーツ魔法学校に入学する次男のアルバスは、英雄の家に生まれた自分の運命にあらがうように、父親に反抗的な態度を取る。一方、幼い頃に両親を亡くしたハリーは、父親としてうまくふるまえず、関係を修復できずにいた。

 そんな中、アルバスは魔法学校の入学式に向かうホグワーツ特急の車内で、偶然一人の少年と出会う。彼は、父ハリーと犬猿の仲であるドラコ・マルフォイの息子、スコーピウスだった! 2人の出会いが引き金となり、暗闇による支配が加速していく…。

 本作の最大の魅力は、世界のエンターテインメントを牽引する一流スタッフが、知恵と技術を結集して創り上げた『ハリー・ポッター』の世界観を“体感”できること。原作ファンもそうでない人も楽しめるストーリーや、次から次へと飛び出す魔法の数々…。『ハリー・ポッター』の世界に入り込んだような舞台美術と衣装、独創的で心躍る音楽など、体感する全てに期待が高まる。

 舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』は、東京・TBS赤坂ACTシアターにて2022年7月8日開幕。

舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』メインビジュアル