韓国で日本サッカー代表チームのユニフォームのデザインが「旭日旗」を連想させるとして問題になっていることに関連し、韓国与党・セヌリ党の金乙東(キムウルドン)議員は19日、「日本が全世界のお祭りであるワールドカップ旭日旗を使い、軍国主義の復活を正当化させようとしている」と批判した。複数の韓国メディアが報じた。

 日本代表が2014年ブラジルワールドカップ(W杯)で着用するユニフォームには、左胸のエンブレムを中心に、放射線状に薄い線が伸びているが、韓国ではこのデザインが「旭日旗のようだ」として非難の声が上がっている。

 金議員は論評で、「(ユニフォームは)誰が見ても旭日旗を形象化したデザインだが、日本は胸の模様を選手が走るイメージだとあり得ない弁明をしている」と主張した。

 さらに「国際サッカー連盟FIFA)は戦犯国家である日本がFIFAの規定を破り、ワールドカップを政治的に利用していることへの制裁措置を取り、FIFAの公式インターネットショッピングモールで販売中の(日本の)ユニフォームの販売を直ちに中断する必要がある」と強調した。

 金議員はまた、ワールドカップが目前に迫っているとし「旭日旗が形象化されたユニフォームについて、韓国政府と韓国サッカー協会の強い対応を促す」と述べた。(編集担当:新川悠)(イメージ写真提供:123RF)