歌手ジャスティン・ビーバー(27)が、大麻を扱う米ブランド「パームズ・プレミアム(Palms Premium)」とコラボした紙巻きたばこ状の大麻「ピーチズ(Peaches)」を発売した。商品名はジャスティンのヒット曲『ピーチズ』にちなんで名付けられたものだ。

ジャスティン・ビーバーが米ロサンゼルスを拠点とする企業「パームズ・プレミアム」とコラボし、正式に大麻ビジネスに参入した。

同社は現地時間4日、紙巻きたばこ状の大麻「ピーチズ」をカリフォルニア州ネバダ州、マサチューセッツ州、フロリダ州にて限定販売を開始した。商品は米国内の成人、及び医療大麻患者が購入できる。

果実や柑橘系を思わせるテルペンを含むこの商品は、1本0.5グラムの紙巻きたばこ状の大麻が7本入ったセットで、カスタムライターの付属品入りだ。黒い箱にはジャスティン・ビーバーの名前や桃の絵が印刷されており、価格は1セット50ドル~60ドル(約5,600円~6,700円)とのことだ。

ピーチズ」という商品名は、ジャスティンの2021年のヒット曲『ピーチズ』にちなんだものだ。楽曲中でジャスティンは「僕はジョージアピーチをゲットした。カリフォルニアからは大麻を手に入れる」と歌っている。

同社によると、「ピーチズ」の収益の一部は薬用大麻を提唱する団体「Veterans Walk and Talk」と大麻所持で投獄された人々の解放を目指すNPO法人「Last Prisoners Project」への支援のために使われるという。

ジャスティンは現地時間4日、『Bloomberg』にメールを送ったが「僕は『パームズ』のファンです。彼らが大麻を身近なものにして、汚名を返上するために行っていることに感銘を受けています。特に大麻がメンタルヘルスに役立つと感じている多くの人々のためにです」と綴り、こう続けた。

「僕は彼らと一緒に、本物だと感じることをしたかったのです。そして『ピーチズ』は、このスタート地点にぴったりだと思いました。」

ジャスティンは過去に、若くしてスターになったことのプレッシャーと薬物使用が自身のメンタルヘルスに影響を与える一因になったと明かしている。昨年にYouTubeで公開したドキュメンタリー『Justin Bieber: Seasons』では、12歳か13歳の頃に大麻を試し、最終的には依存症になったことを告白。しかし誰もが同じ経験をするわけではないと語っていた。

画像は『Justin Bieber 2021年8月10日付Instagram』『Palms 2021年10月4日付Instagram「Introducing Peaches Pre-Rolls」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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