ドイツ代表は8日、カタールワールドカップ(W杯)欧州予選のグループJ第7節でルーマニア代表と対戦し、2-1で勝利した。

フリック体制後3連勝でグループ首位に立っているドイツは、先月の代表戦同様最前線にヴェルナーを据えた[4-2-3-1]の布陣を採用。2列目にニャブリ、ロイス、サネが並び、ボランチはゴレツカとキミッヒ。最終ラインはJ・ホフマン、ジューレ、リュディガー、ケーラーの4バックで、GKはテア・シュテーゲンを起用した。

グループ3位のルーマニアに対し、立ち上がりからボールを支配するドイツは5分にJ・ホフマンのスルーパスに反応したヴァルナーがボックス右でブルカに倒されると、主審はPKを宣告。 しかし、オンフィールドレビューの結果、接触はなかったとの判定でPKは取り消された。

先制のチャンスを逃したドイツは、直後の9分に失点を許す。右サイドからドリブルで仕掛けたハジがリュディガーを股抜きでかわしゴール前まで侵入すると、GKテア・シュテーゲンのタイミングを外したシュートがゴール左隅に吸い込まれた。

失点したドイツは、17分にゴール前の混戦からニャブリに決定機が訪れたが、シュートはわずかにゴール右に逸れる。さらに33分にロイス、35分にはニャブリがルーマニアゴールに迫ったが、共にシュートは相手GKに防がれた。

その後も80%近いボール支配率でハーフコートゲームを展開したドイツだったが、前線にプスカシュ1人を残して[5-4]の堅固な守備ブロックを形成するルーマニアの牙城を崩すことができず。前半は0-1で終了した。

迎えた後半、1点を追うドイツは早い時間に追いつく。52分、ゴレツカのパスをペナルティアーク内のロイスが落とすと、ボックス右手前で受けたニャブリが右足一閃。グラウンダーのシュートがゴール左隅に突き刺さった。

同点弾で勢いづくドイツは、58分にもニャブリのパスでボックス右深くまで抜け出したJ・ホフマンのクロスをロイスが左足ボレーで合わせたが、これは枠の上に外れた。

ドイツは67分にヴェルナーとロイスを下げてミュラーとハヴァーツを投入。すると81分、キミッヒの右CKをニアでゴレツカがフリックすると最後はゴール左手前のミュラーが右足で流し込んだ。

結局、これが決勝点となりドイツが2-1で逆転勝利。フリック体制4連勝のドイツが首位をがっちりとキープしている。

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