毎週日曜夜7:00より、BS12 トゥエルビにて放送中の「日曜アニメ劇場」。10月10日(日)は、40年近くにわたる人気シリーズ初の劇場公開作品「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」が放送。今回は、劇場公開時にカットされた幻のシーンを追加した“完全版”で放送される。

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本作は、1982~83年にかけて放送されたテレビアニメ「超時空要塞マクロス」の劇場版。映画化にあたり全く新しくストーリーを構成し、全編新作の作画で製作された。キャラクター設定やメカ設定も刷新され、よりリアルでハードな設定で描かれている。

当時のセル画表現における最高峰と称される緻密な作画と、スピード感あふれるバトルシーンの描写は今見ても色褪せない見事な完成度。後に世界から称賛される日本アニメのクオリティー重視の姿勢にも影響を与えたと言われている。

また、ヒロインのリン・ミンメイ役を務めた飯島真理が歌う主題歌「愛・おぼえていますか」は、加藤和彦、安井かずみ夫妻が提供した楽曲の素晴らしさも相まって大ヒットを記録。テレビの歌番組にも登場するなど、アニメファンの枠を超え多くの人々の記憶に残る作品となった。

なお、放送日となる10月10日リン・ミンメイの誕生日というこれ以上ないタイミング。「歌」をテーマとする同シリーズの方向性を確固たるものにした感動的なラストは必見だ。

■「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」あらすじ

広大な宇宙で巨大異星人による二大勢力が戦いを繰り広げていた。一方は男だけの勢力ゼントラーディ軍、もう一方は女だけの勢力メルトランディ軍。この戦いは、いつしか地球をも巻き込んでいった。

突然の攻撃に地球統合軍は宇宙戦艦マクロスで抗戦したが、トラブルから太陽系外縁に飛び出し、地球帰還の術を失ってしまう。マクロスの艦内には都市が形成され、地球への思いを馳せ生きる市民の心を癒やしたのは、艦内でデビューした歌手リン・ミンメイ(CV:飯島真理)の歌声だった。

思いがけずスターとなったミンメイが唯一心の支えとしたのは、統合軍バルキリー隊のパイロット・一条輝(CV:長谷有洋)だった。輝にとってもミンメイは心休まる存在であったが、一方で輝は上官である早瀬未沙(CV:土井美加)と同じ戦場に生きる中で、愛の芽生えるのを感じ始めていた。

ミンメイと未沙の愛のはざまで、輝の心は揺れ動く。熾烈をきわめる戦況の中、マクロスは人類の存亡を賭け、ミンメイの歌を唯一の武器に最後の戦いに挑んでいく…。

映画「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」が10月10日(日)夜7:00より、BS12にて放送!/(C)1984 BIGWEST