何かとトラブルが起きるイメージがある「ママ友」。

こんなことで“ママ友トラブル”に!? ママたちが「もうしない…」と誓ったこと #8「今も落ち込む…!」

実際にママ友とトラブルになったことがある方もいると思いますが、子どもに関わる情報を共有できたり、困ったことがあったときに助け合えたりなど、ママ友がいることで楽しく子育てができる場面も多いものです。

とはいえ人見知りだし……ママ友ってどうやって作ればいいのかわからない……そんな人のために、筆者が自身の体験や周囲へのリサーチからおすすめする「ママ友ができやすい場所」、そしてママ友と仲良くなる際に避けたほうがいい話題や行動についても、あわせてご紹介します。

人見知りでも大丈夫!ママ友ができやすい場所

【産前〜産後】産院のママ向け教室

ママ友作りは、産院に通っているときから始まっています。産院で開催されているママ向けの教室やマタニティヨガ、産後ヨガなどは、確実に同じくらいの年齢の子どもがいる(もしくはこれから生まれる)ママが参加しています。

産前であれば「出産予定日は?」、産後であれば「お子さんは何カ月ですか?」など、子どもに関する話題を口にしやすい環境で、かつ同じ産院で出産する(した)という共通点もあります。

筆者の友人に、同じ産院のヨガ教室で知り合ったママ友と偶然出産日も一緒だったというママもいました。入院中は授乳室でおしゃべりしたり、産後の大変な時期も連絡を取りあって、心の支えになったそうです。保育園などは別々ですが、今もお付き合いが続いていると話していました。

出産という一大イベントを同時期に体験するママなら、仲良くなれれば戦友のような連帯意識が生まれるはず。

【産後~3歳くらい】保育園や幼稚園で開催されるイベント

保育園や幼稚園に通わせる予定があるなら、行きたい保育園や幼稚園で開催される子育て広場や親子イベントに参加してみるのもおすすめです。

その園の雰囲気が見られるだけでなく、入園後に同じクラスになるかもしれないお子さんのママと知り合うチャンスでもあります。

園についての情報交換もできますし、少なからず同じ園に入る可能性が高いということで共通の話題も多いはず。子ども同士も当然同世代で仲良くなりやすいですし、同じ園に決定したあとも親子ともに「友達がすでにいる」心強さがあります。

園によって開催しているイベントもさまざま。まずはHPなどで調べるところから始めてみてください。

親子で楽しめる、こんなところにも出会いが

【産後~未就学児】子連れで行ける習い事

出産してみて驚くのが、意外と近所で、親子向けのイベントや習い事がたくさん開かれていたんだ……ということ。

地名と共に「親子 習い事」などと検索すると、親子ヨガや親子パン教室など、単発のものからレギュラーのものまで、たくさんのイベントや習い事がヒットします。

赤ちゃんが新生児期を過ぎ、ママ自身の体調も落ち着いてきたら、いよいよ外出デビューです。親子ともに元気なら、ぜひ親子でできる習い事に参加してみてはいかがでしょうか。

習い事という共通の趣味のようなものが前提としてあるので、ただ子育て広場のようなところでなんとなく遊んでいるよりも話がしやすいという利点があります。パン教室のように「何かを作る」ようなものなら、より話しかけやすいですよね。

筆者は産後、親子ゴスペル教室に通っていましたが、産後しばらくは日中ずっと赤ちゃんに一方的に話しかけるだけの毎日だったので、大きい声を出すということ自体が新鮮でした。

さらに、パート別に分かれて歌ったりするのでそのパート内で仲良くなったり、イベントに向けて一致団結したりなど、ママ同士の距離を縮めやすいポイントがたくさんありました。

習い事の種類もいろいろあるので、自分が好きなものや興味のあることで探してみてください。ママ友を作りやすいだけでなく、産後の鬱屈とした毎日のストレス発散にもなり、おすすめですよ。

【保育園・幼稚園入園後】保育園や幼稚園の近くの公園

保育園や幼稚園のそばには大体、公園があります。園が終わったあと、そこに寄って遊んでいきたがる子どもは多いですよね。

まさに筆者にとっては、これが一番自然にママ友が増えていくきっかけになりました。

子どもが園近くの公園で遊んでいると、「◯◯くん!」とお友達を見つけて、一緒に遊びます。当然、その子の近くにはその子のママがいるので、「同じクラスの◯◯です」とあいさつをして、世間話をする流れに。

大体、毎日公園に寄る顔ぶれは決まってくるので、自然と毎日同じママたちとよく会うようになり、仲良くなっていきました。

子ども同士も同じクラスで仲のいい子たちなので、子どもの家での様子や「こんなこと言ってたよ」という微笑ましい報告まで、話したいこともいろいろ。「あれどうする?」と園の持ち物や行事参加のこと、習いごとについてなども話題にあがります。

ただ、これは公園に寄りたがる子どもの場合。中には寄らない子もいますし、特に保育園の場合は帰りに寄ると遅くなってしまうので、寄っても短く切り上げていく子もいます。

子どものタイプや家庭事情によって誰でもうまくいくわけではないですが、もし園の帰りに寄れそうな公園があって、本人が遊びたいようなら、試しに寄ってみては。

【産前~産後】Twitterやオンラインサロン

現実世界でのママ友作りが難しいようなら、ネット世界はどうでしょうか。ママ向けのオンラインサロンや、Twitterのママアカウントなど、今はネットでもママ同士でつながりやすい環境が整っています。

Twitterではフォロワー数の多い人気ママアカウントをフォローするだけでもタイムラインがママ関係の話題になり、読んでいて共感したり、参考になることもあるはず。

また、「◯y◯m」と子どもの月齢をプロフィールに書いている方もよく見かけます。同じ月齢の子どもを持つママなら、共通点も多いはず。自分もアカウントを作ってつぶやきながら、そういった子どもの年齢が近い人をフォローしていけば、仲良くなるチャンスもありそうです。

Twitterは心のつぶやきなので、本名でやっていなくても、人となりはなんとなく見えてきます。

そこからオフ会に参加して現実世界でもつながれる場合も。子育てという共通項だけでなく、それ以外のプライベートが見えたり、趣味や性格的な部分での共通点があったりすると、より仲が深まります。

オンラインサロンは「怪しい」というイメージもまだまだあるかもしれませんが、きちんと選べば決して怪しいものではありません。人気のところを探して入ってみたり、好きなサロンオーナーさんがいればそこに参加してみたり。いろいろ見ていくと、合うところが見つかるはずです。

子育てといっても、人によって大切にしたい部分はさまざま。価値観の合うサロンが見つかれば、そこにいるメンバーの中で気が合う人に出会える確率は高いと思いますよ。

ママ友との間で避けたほうがいい話題・行為

これはNG!ママ友との間で避けたほうがいい話題・行為

収入や職業に関することを聞く

ママ友やその夫などの職業や収入については、安易に聞かないほうがいいでしょう。

特に収入や家の購入額など、お金に関する話題は避けるのが無難です。「旅行に行った」という話題でも、旅行先によっては「そんなにリッチな旅行ができるんだ」と妬まれるケースがあります。

収入などプライベートな情報を聞くことで「詮索している」と思われたり、収入が高くても低くても微妙な空気になってしまうことから、話題に出して得なことはないでしょう。

向こうから明かしてきたとしても、話をうまくそらして教えないのがベターです。

ほかのママ友の情報を漏らす

「◯◯さんはこう言ってたよ」「◯◯さんって◯◯なんだって!」というような、その場にいないママ友のことを話すのは、やはり避けたほうがいいでしょう。噂好きな人と思われますし、「他では私のことをこういう風に言っていそうだな」と信用されなくなる恐れがあります。

ポジティブな話題ならともかく、陰口ととられてしまう内容や、そのママ友が自分にならと打ち明けてくれたような大事な話を、軽々しく他のママに吹聴するのはやめておきましょう。

自慢話をする、すぐマウントをとる

なんでもマウントを取りたがる人は嫌われるもの。それがわかっていても、子育て中は自分の子ども可愛さのあまり、無意識に自慢話を披露してしまっている可能性があります。

たとえばママ友が「うちの子、これがまだできなくて…」と悩みを打ち明けてきたときに、「うちはそんなことなかったけどなあ」と余計な一言を言ってしまったり、「うちの子、これができるようになったんだよ」と成長がうれしくて報告したことが相手にとっては自慢に聞こえてしまったり。

地雷が人によって違う上に、みんな真剣に子育てしているからこそ、子どものこととなると「許せない!」とこじらせがち。子どもの自慢は、夫婦や身内だけで楽しんでおいたほうがよさそうです。

おさがりをもらおうとする

きょうだいが生まれたとき、特に性別が違うと、服やおもちゃなどをまた一から買い揃えないといけない事態に陥ることが。

そんなときに、「クレクレ星人」になって周囲のママ友におさがりを要求すると嫌われる恐れ大。もちろん、とても仲が良くて普段から何かをあげたりもらったりなどの関係性がある相手なら、「もしあったらほしいな」くらいは言っても平気でしょう。

でも、もらって当然かのような態度でいろんなママ友に声をかけていると、その浅ましさに敬遠されてしまうかもしれません。

逆に、着なくなったりサイズアウトした子供服を、ほしいと言ってもいない相手に押し付けるのもNG。よかれと思ってのことだったとしても、処分が面倒なんだなという感じが透けて見えて、嫌悪感を抱かれてしまいます。

たとえ出産を控えているママでも、「もし困っていたら、まだ着れる服たくさんあるから言ってね」くらいに留めておくのが無難です。

一方的に遊びに行かせる、預ける

お互いの家で遊ばせたり、お互いが忙しいときに預け合ったり……そのくらいギブアンドテイクで助け合えるママ友がいれば心強いですが、一方的に相手の家でばかり遊んだり、一方的にこちらの都合で相手宅に子どもを預けていたりすると、テイクばかりでギブが足りず、対等な関係ではなくなります。

「お互い様」と言えるほどの親密な相手でなければ預けるのはやめたほうがいいですし、もし相手の家でばかり遊んでいるなと感じたら、たまには自分の家を提供したりなど、できるだけ相手にだけ負担をかけないようにしましょう。

ママ友ができやすい場所のポイントは「共通点を見つけやすいこと」。今は親子の遊び場も増えてきていますが、話しかける最初のきっかけをつかみやすいことが、ママ友作りをする上では大切です。

もちろん、ママ友を作りたいのであれば、待っているばかりでなく、あいさつでも何でも、自分から話しかけてみるのが一番。今回おすすめした場所を訪れて、NGな行動を避けながら、ぜひ良好なママ友関係を築いて楽しく子育てしてくださいね。