ペットの飼育にはお金がかかる。それは魚とて同じだろう。高価な種であればあるほど、餌や水質など気を配って世話をしなければならないはずだ。
インドネシアに住むTikTokユーザーは、夫がかわいがっていたペットのアロワナをフライにして揚げた動画をシェアし、大きな注目を集めた。
どうやら、夫が水槽の掃除をするのを怠り続けたことが発端のようだが…。
【画像】 夫の大切にしているペットのアロワナをからっとフライ
大型古代魚のアロワナは、水族館で見ることができる魚の1つだが、ペットとしても人気だ。
そのサイズや種によって値段は大きく異なるが、特にアジアアロワナは輝かしい体色が素晴らしく、稚魚でも数万円、成魚だと数十万円と高く、世界中で人気があり、特にインドネシアでも大人気だという。
しかし、インドネシアに住むあるミア・クルニワンさんは、アロワナをフライにしてしまった。
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彼女は自身のTikTokでアロワナをフライにしている様子を動画撮影して投稿。すると、640万回もの閲覧数に達した。
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水槽の掃除をまったくしない夫にうんざり。ペットは夕食のおかずに
このアロワナは、夫がかわいがっているペットだった。
だが、夫はミアさんがいくら頼んでも水槽の掃除をしようとせず、結局ミアさんが掃除をする羽目になっていた。
そんな夫にうんざりしたミアさんは、掃除を怠ったためか、アロワナが弱ってきたことを機に、夕食のおかずにすることにしたようだ。
大きな鍋に油を入れて、豪快にアロワナを揚げている動画には、「これが、夫が約束を守らなかった結果です」と笑う絵文字付きのキャプションが入っている。
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絶滅危惧種に指定されているアジアアロワナ
この出来事を伝えた『Coconuts Jakarta』によると、「はい、今日のおかずよ」と、愛するペットがフライになって目の前に差し出された夫は当初はびっくりしたそうだ。
だが、予想をはるかに超えたその大胆行動に逆に関心したようで、ミアさんに対して怒りの声をあげることなく、夫婦間に亀裂が入ることはなかったということだ。
で、結局ちゃんと食べたのだろうか?おいしかったのだろうか?そこんところがちょっと気になる。
アジアアロワナは絶滅危惧種
アジアアロワナは、成長すると60センチほどの大きさになり、平均寿命は約15年だそうだ。
野生のアジアアロワナはマレーシア、インドネシアのボルネオ島などの東南アジアに生息しているが、過去の乱獲により現在IUCNレッドリストで絶滅危惧種に指定されており、保護種として野生種の販売は禁じられ、国によって飼育に規制が敷かれている。
ちなみに、アメリカでは飼育禁止、イギリスでは環境・食糧・農村地域省(DEFRA)の動物衛生局から許可を得た場合のみ輸入が認められている他、日本では養殖個体のみが輸入されているという。
written by Scarlet / edited by parumo
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