2021年10月12日、47都道府県の伝統や文化をキャラクター化した「ご当地怪獣」を活用して地域活性化を図る「ご当地怪獣プロジェクト」がスタート。名古屋のBMシアターで発表会が行われた。

【写真】シャチホコングのかっこよさをアピールするボイメンの本田剛文。47都道府県のご当地怪獣も画像で紹介

MCを務めたのは、名古屋発のエンターテインメント集団「BOYS AND MEN」の本田剛文さん。愛知のご当地怪獣であるシャチホコングと共にステージに登場し、「しっぽが金のシャチホコになっており非常にかっこいい」とその魅力を存分にアピールするとともに、プロジェクトの概要を紹介した。

47都道府県に1体ずつ存在する「ご当地怪獣」は、各エリアの魅力や特徴を分かりやすく表現した心優しい怪獣ばかり。プロデューサーを務めるフォーチュンエンターテイメントの谷口誠治社長は「コロナ禍において思うように動けずなかなか希望を持てない今、新しいヒーローが必要だと感じています。子供も大人もワクワクできる作品づくりを通して、『ご当地怪獣』と一緒に地域を盛り上げていければ」と意気込みを語った。

発表会後半には「BOYS AND MEN」の弟分であるボイメンエリア研究生が登場。プロジェクトのテーマソングである『GO!GO!トレジャーロード!!』をシャチホコングと一緒に初披露した。テーマソングを歌うことについて「決まった時からずっとワクワクして、各地の怪獣についてメンバー同士で盛り上がっています。『ご当地怪獣』と一緒に大革命を起こしたい!」と話し、メンバーから愛知県出身の古川流唯さん、東京都出身の設楽賢さん、大阪府出身の内海太一さん、福岡県出身の小辻庵さんがそれぞれ出身県の怪獣のかっこいい必殺技やかわいい性格をアピールした。

愛知でプロジェクトをスタートした後は、2021年12月に東京で13都道府県の「ご当地怪獣」の展示会を行い、2022年夏には47都道府県すべての「ご当地怪獣」が揃った展示会を開催予定。今後の展開には、お土産品やふるさと納税返礼品を含めた地方自治体とのコラボレーション、各地でヒロインオーディションを実施してのドラマ制作などを予定している。ゆくゆくは政府によるインバウンド・アウトバウンド政策との連携、『JAPAN EXPO』や2025年大阪・関西万博への参加も目指す。

会場には大村秀章愛知県知事も駆けつけ、「怪獣は子供たちのヒーロー。『ご当地怪獣』も愛知から全国、そして世界に羽ばたいてほしい」とエールを送った。

地域活性化を図る「ご当地怪獣プロジェクト」が始動/(C)GKP