EXIT・兼近大樹

お笑いコンビ・EXITの兼近大樹が、18日放送の『ABEMA Prime』(ABEMA)に出演。少子化対策を巡る風潮に心境を明かした。


■出産の要求に辟易

番組では、10日の内閣改造で少子化担当大臣に起用された小倉將信氏を招き、議論が行われた。少子化担当大臣は2007年に設置され、これまでに出産育児支援や教育無償化などの政策を取ってきたが、いまだに出生数が減少し続けているため問題となっている。

兼近は、少子化対策として出産を促す風潮に対して、「年上のピラミッドの上の世代を支えるために子供が必要なんだって言われるのがすごい嫌で…」「自分の大切な子供を奴隷みたいな扱いされたくないんで」と本音を明かす。


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■幸せになれる環境が必要

続けて、「だったら産んだときに幸せな状況を作れるものが完成されてからじゃないと嫌だって僕は思うんで」と、上の世代を支える人員として考えるのが先ではなく、まずは子供を育てやすい環境整備が必要であると述べた。

また昔と現在を比較して、「今って、政策とか、お金がどうとか、産んだあとのことをすごい考えるようになって、努力が必要なものになってきたんですよね」「努力しちゃってるから楽しいものじゃないとして刷り込まれてると思うんですよね、僕もなんですけど」と、出産や育児へのハードルが上がってしまったと感じていると語った。

■予算増額には慎重

子育て支援についての議論が進む中、番組出演者は「(予算増額のために)国債を刷るっていうのでいいんじゃないかって気がするんですけど」と指摘。

返答する小倉大臣は、「リスクもありますので、そういったものを見ながら、政府としては財政健全化目標を維持した中で、子供予算を増やしていくという決定をしている」と慎重な姿勢を見せる。


■子供を増やすためには…

このやり取りを受けて兼近は、「今あるお金の中で、(予算を)増やせはしないけど、なんとか子供を増やすためにどうしていこうかっていうこと考える、っていうことはなんとなく分かったんですけど」と、論点を整理。

「まず、産めない人を救わなきゃいけない」と、さまざまな事情で産みたくても産めない人へのサポートの必要性を前置きをした上で、「そのほかも僕必要かなって思うんですけど。メリットなく(子供を)産んでくれる人というか、いわゆる洗脳的な」と、結婚や子供を持つことが当たり前だったに昔に比べ、幸福の定義や価値観が多様化している現在においては、金銭面などの心配をせずとも自然と子供を産み育てることのできる環境や意識の醸成が重要であると述べた。

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(文/Sirabee 編集部・栗原コウジ

EXIT兼近、少子化対策で出産が促される風潮に意見 「奴隷みたいな…」