ゲームのサービス開始から3周年を迎え、メインストーリー第2部 チーム<アスケラ編>が公開されるなど、勢いに乗っているウマ娘 プリティーダービー(以下、『ウマ娘』)。

全4都市を巡り、多くのトレーナーを年狂させてきた『ウマ娘』初のアリーナツアーも、3月22日(土)に大阪城ホール開催のウマ娘 プリティーダービー 5th EVENT ARENA TOUR GO BEYOND -NEW GATE-』DAY2(略称:『5th EVENT 第 4 公演 DAY2』)をもって無事千秋楽となった。大勢のトレーナーを熱狂の渦に巻き込み、新たな世代の胎動を感じさせた同公演の内容をお届けしよう。

文/原 常樹

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夢すら越えて新たなステージへと向かうウマ娘たちをイメージ

今回のアリーナツアーは、2023年7月開催の横浜公演“WISH”、9月開催の名古屋公演“GAZE”、2024年2月開催の東京公演“YELL”と公演ごとにさまざまなサブタイトル(コンセプト)を掲げ、同じ公演でも各日セットリストを大幅に組み替えるなど、制作チームやキャストの想いがこれでもかというほど詰め込まれていた。

作品に寄り添うような各曲の演出は、スタイリッシュかつエモーショナル。今回の公演を前に先月開催された東京公演“YELL”での感動的な演出を思い出して涙が込み上げてきたトレーナーもいたことだろう。少なくとも、筆者は「Precious Star Dreamer」のステージを思い出してしまって視界が滲んでしまった……。

そんなツアーのフィナーレを飾る『5th EVENT 第4公演 DAY2』サブタイトルは“NEW GATE”。課題や困難、夢すら越えて新たなステージへと向かうウマ娘たちをイメージした公演というのがコンセプトで、ゲーム内で3月21日公開されたばかりのメインストーリー第2部「光射し、芽吹くとき!」で初登場するウマ娘や、5月24日より公開を予定している劇場版ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』のキャストが多数出演することでも注目を集めた。

その中には、大型リアルイベントへの出走は初めてとなるキャストも少なくない。はたしてどんな公演になるのか──来場者も未知数な公演に向けて期待に胸を躍らせているようで、開演直前に流れるうまぴょい伝説のイントロでは熱の入った(コール&)レスポンスで準備に余念がないことを覗かせる。

先陣を切ってステージ上のスクリーンに登場したのは、解説役の明坂聡美さん。ライブ恒例となったインタビュー企画の一環で舞台袖に赴き、チーム<カノープス>のメンバー(ナイスネイチャ役の前田佳織里さんイクノディクタス役の田澤茉純さんツインターボ役の花井美春さん)にインタビューをしようとするもなぜか大型ベッドで3人並んで爆睡中。ここはトレーナー渾身のおはようございますコールで揺り起こすことに……。

3人は寝起きのコメントも秀逸。新幹線寝落ちして大阪城ホールにいたという設定なのに、すっかり関西弁に染まっている花井さん(関西ではなく北海道出身)や、前田さんに急にまとめのコメントを振られて「えっ?」と真顔になりながらも真面目に応える田澤さんなど、ユニークな掛け合いで大阪城ホールに漂っていた緊張をほぐしていく。さすがチーム<カノープス>といった感じだ。

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3人が出走準備に向かったところで、この日のシークレットゲストである山本昌広氏が登場。山本昌広氏といえば、中日ドラゴンズにて長年活躍して“中年の星”とも呼ばれたプロ野球選手で、一口馬主として出資するほどの競馬好きとして知られている。アニメウマ娘 プリティーダ―ビー Road to the Topウマ娘 プリティーダービー Season 3では解説役の声優も務め、その凛々しい声が評判となっていたが、「まさかライブに参戦するとは!」と驚いたトレーナーも多かったようだ。

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山本氏はそのまま注意事項を含めた前説や協賛企業の紹介も担当。山本氏のアナウンスに呼応するようにオープニングアクトが始まった。

大型スクリーンに映し出されたのは、2021年1月24日。そう、ゲームのサービスが始まった記念すべき日づけだ。まるで日めくりカレンダーのように数字のカウンターは巡り、やがて2024年3月22日ストップ。これまで辿ってきた『ウマ娘』の軌跡が堰を切ったように映像のなかであふれかえる。そして、そんな想いを受け止めるかのように14名のウマ娘ダンサーがステージで華麗なパフォーマンスを展開。

アリーナツアー恒例となった後半になるほどに加速していくカウントダウンが終わると、いよいよライブ本編の開幕。「さあ、今、扉を開け!」と総勢26名の出走者たちがステージに登場した。

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アリーナツアーの各公演を繋ぐ「Comeback Story V」から開幕

1曲目:「Comeback Story V」

1曲目はもちろんこの楽曲。アリーナツアーの各公演を繋ぐ要素として歌われてきたEDMだ。『ウマ娘』では珍しく「走れ!」というワードが入っておらず、心の奥底で燃え上がる感情をクール&スタイリッシュに歌いあげている点が特徴だ。

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楽曲の合間では、解説の明坂さんによる呼び込みで、出演ウマ娘たちの紹介演出も盛り込まれていた。ここぞとばかりに“頂点コール”をするテイエムオペラオー役の徳井青空さんや、スクリューボールの握りを披露するヴィルシーナ役の奥野香耶さん、右のほっぺたで“たこ焼き”を作るナイスネイチャ役の前田さん、大阪弁で柵への破壊衝動を叫ぶタニノギムレット役の松岡美里さんなど、それぞれが短い時間のなかで存分に個性をアピール。

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この先に広がる無限の可能性をイメージしたという新衣装「Gate of Infinity」への言及も。これまでの公演をイメージさせる腰のアクセサリや、回ったときにパーツがキラキラと輝く仕様についても触れられた。アグネスタキオン役の上坂すみれさんが「発光」というワードを出すだけでもなんだかほっこりする。

2曲目:爆熱マイソウル

MCを挟みつつ、引き続いてくり広げられたのが、育成シナリオ「U.A.F. Ready Go! ~アスリートのキラメキ~」でおなじみの競技を模したパフォーマンス[U.A.F is entering the venue.]。ゴールドシップ役の上田瞳さんの巻き舌をふんだんに取り入れた口上(同じ青二プロダクションに所属するレニー・ハートさんへのリスペクトをも感じる呼び込み)で競技名を紹介し、それに合わせて各ウマ娘たちが競技さながらのアクションを披露するというひと幕だ。アクロバットアローゴッドスピードカラテ、マウンテンダンクムゲンリフティング、プッシュザロックといったウマ娘ならではの競技をダイナミックかつ(ときおり)コミカルな動きで再現してみせた。

フレイムボールが立ち上るなか、パフォーマンスに参加した11名のウマ娘たちがステージに再集結。そのまま「爆熱マイソウル」へと突入する。出演者たちの小節(こぶし)をきかせるような歌唱も魅力的な同曲だが、バチバチと火花が飛び交うようなラップパートや、拳を握りしめたり突きだしたりする派手なアクションでウマ娘たちの“パワー”を余すことなく表現。

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長身からキレキレのアクションをくり出すウイニングチケット役の渡部優衣さんや、鉢巻をなびかせながら威勢良く立ち回るノーリーズン役の河野ひよりさんらの立ち回りも華々しいものがあった。

3曲目:平凡、時にミラクル

爆熱マイソウル」の出走者がはけたところで、「なんだか大きい音がしましたけど……」とマイペースにステージにやってくるヒシミラクル役の春日さくらさん。「自分みたいな普通のウマ娘が……」と自己肯定感低めなところを出しつつも、ステージ上で発見したナリタトップロードシンボリクリスエスからの激励の手紙を発見して「今日はすごいいい日だな~」と上機嫌に。そこからやる気を見せてソロ曲「平凡、時にミラクル」へと繋ぐという流れも背伸びをしないヒシミラクルらしくてニッコリとしてしまう。

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こちらはタイトルそのままに、平凡で等身大を自称するヒシミラクルの心情を綴ったガールズポップ。ふわふわとしたクセになる歌声と、ウマ娘ダンサーとともに織り成すキュートなダンスに魅了されたトレーナーも多かったはず。彼女のモチーフカラーである青色に染まったホール内の光景とも合わさって、清涼でなんとも心地いいステージとなっていた。

4曲目:一撃入魂☆ペガサスパンチ

この日が初出走となるウマ娘のなかでも、担当トレーナーが嘱望していたのがビコーペガサスを演じる田中あいみさんのステージではないだろうか。ビコーペガサスはゲームのサービス開始からシナリオに登場していたものの、育成可能になったのが2024年2月14日。「一撃入魂☆ペガサスパンチ」も2018年4月18日のリリースから、これまでライブで歌われることはなかった。それが5thツアーでの初披露。ヒーローは遅れてやってくるという言葉がまさにしっくり来る。

同曲は、スーパーヒーローウマ娘に憧れるビコーペガサスらしく昭和期の特撮作品を彷彿とさせる熱血歌謡。ウマ娘ダンサーの気合いの入ったアクション調の振りつけと、田中さんのキュート&ヒロイックな歌声とのコントラストが映える。

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さらに驚くべきはその演出だ。アニメうまよんに登場した悪の科学者の強化バージョン(?)でもあるDr.マッドタキオンネオが楽曲の途中でステージをジャック。この世の終わり“ラスト・オーダー”をもたらそうと企み、ナリタブライアンサクラローレルトロッコ上で人質に取るというヒーローショーも顔負けの展開に……。

アグネスタキオン役の上坂すみれさんや、ナリタブライアン役の衣川里佳さんサクラローレル役の真野美月さんも完全にノリノリでショーに参加し、最終的にペガサスの奮闘によって大阪の平和は無事に守られた。ここまで作り込まれると、もはや大阪城ホールのなかなのか、デパートの屋上なのか、わからなくなる。

細かいポイントではあるが、“小さなおともだちでも歌えるように”スクリーンに字幕が出たり、ラストの「ペガサスパンチ」に強烈なエフェクトがかかったりする演出にも筆者はスタッフの強いこだわりを感じた。

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ステージを飛び出した田中さん演じるペガサスが、タキオンの手下(ウマ娘ダンサー)をなぎ倒しつつ、トロッコまでダッシュし、ラストは上坂さん演じるタキオンとの大立ち回りを制するという流れは様式美の極みといえる。

5曲目:ピスピス☆スピスピ ゴルシちゃんのうた

広大な大阪城ホールの2階席を使ったパフォーマンスはまだまだ続く。次なる主役は、ゴールドシップを演じるゲスト出走者・上田瞳さんだ。ゴールドシップといえば、型破りな彼女の幼少期を描いた漫画ウマ娘 ピスピス☆スピスピ ゴルシちゃんの連載が2023年11月より始まったばかり。同曲は、その世界観を取り入れた牧歌的かつ破天荒なナンバーだ。

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リコーダーピアニカトライアングルといった楽器を持ったウマ娘ダンサーを従え、通路に登場した上田さんはそのままマーチングバンドのように行進を開始。愛車のゴルシ号(台車)を引いたり、コミック第1巻の宣伝を入れたり、ドンジャラで遊び始めたり……とフリーダム。一方で、最後にメジロマックイーン(幼少期)からのメッセージを見て、ダッシュで帰路につくという展開が用意されているのも尊い。

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「ごめんなー! 近すぎて気まずいよなー」という言葉が出てくるぐらいに至近距離を練り歩くというスタイルはゴルシちゃんならではの演出でもあり、合間に四方八方に手を振りながらも振りつけをしっかりこなすなど、上田さんのサービス精神とポテンシャルがこの日もビシビシ伝わってきた。

6曲目:ぼくらのブルーバードデイズ

ぶつかり合いながらもともに歩んでいく日々を歌った爽やかな青春ソング「ぼくらのブルーバードデイズ」。原曲は、ウォッカ役の大橋彩香さんダイワスカーレット役の木村千咲さんゴールドシップ役の上田瞳さんが歌唱していたが、この日のライブではヴィルシーナ役の奥野さん、シュヴァルグラン役の夏吉ゆうこさん、ヴィブロス役の伊藤彩沙さんが歌唱。ずっといっしょに育ってきた三姉妹が歌うことによって、楽曲そのものにもさらなる解釈が加わったように感じる。

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芯のある奥野さんの歌唱に、伊藤さんのかわいらしい歌唱、そして夏吉さんの真っ直ぐながらもほんのりかわいさが滲んだ歌唱という姉妹ならではの三重奏は見事。それぞれが赤裸々に胸中を打ち明ける“語り”も美しく、その清らかさはすべてを浄化するかのよう。もし、(ウマ娘オタクの)アグネスデジタルがいたら鼻血を噴いて倒れていたことだろう。

楽曲の最後に、3人が用意していたボールを投げるひと幕も。のちのMCで、球界のレジェンドである山本昌広さんの前で投げるのは緊張したと振り返っていた。

7曲目:DRAMATIC JOURNEY

紡がれていく旅路への想いを、ポジティブなメロディに託した「DRAMATIC JOURNEY」。トロッコとメインステージをふんだんに使った豪華な構成のステージだ。海から始まり、最後は空に辿り着くというスクリーンの映像からも、この日は水色のペンライトを振っているトレーナーが多かった模様。

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楽曲の合間、ダンツフレーム役の福嶋晴菜さんによる「トレーナーさん、私たちが主役になれるその日を楽しみにしていてください!」というポジティブな言葉もまぶしい。アリーナツアーの千秋楽である本公演において、“旅路”が歌われるというのもグッと来てしまう。

8曲目:アコガレ Challenge Dash!!

チーム<スピカ>に所属するウマ娘からキタサンブラック役の矢野妃菜喜さんトウカイテイオー役のMachicoさん、そしてチーム<カノープス>からは前田さん、田澤さん、花井さんが参加。さらにタニノギムレット役の松岡さんが参加した「アコガレ Challenge Dash!!」。

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大阪公演のDAY1とは参加メンバーも異なるだけに色合いの違うパフォーマンスに。個性の強い歌声が正面からぶつかり合うエネルギッシュな空間となった。客席に投下された巨大バルーンが元気に跳ね上がっていたのも印象的だ。

9曲目:彩 Phantasia

3月21日にゲームで配信が始まったメインストーリー第2部は、ティアラ路線に熱い想いをぶつけるウマ娘たちの物語。実力で三冠路線に劣るという世間の評判を物ともせず、強い覚悟を持って凛と突き進むウマ娘たちの姿が多くのトレーナーの共感を呼んでいる。

そんなティアラ路線のウイニングライブで歌われる楽曲として愛されているのが「彩 Phantasia」だ。自分語りになってしまって恐縮だが、筆者がとくに好きな楽曲のひとつで、今回のライブ取材のオファーが入った状態で「もしかしたら聴けるのでは!?」と楽しみにしていた。その願望が叶っただけで、まだ少し手が震えている。

この日、ステージに登場したのは、今回が初出走となるラインクラフト役の小島菜々恵さん、シーザリオ役の佐藤榛夏さんエアメサイア役の根本優奈さんデアリングハート役の希水しおさんに加え、イクノディクタス役の田澤さん、ヴィルシーナ役の奥野さん、ヴィブロスの伊藤さんという華やかな7名のウマ娘たち。

彼女たちの歌唱だからこそ「このまま 離せない 譲れない 渡せない」というパートも高い解像度とともに脳裏に響き渡る。そこからのサビの爽やかさ、心地よさといったらもはや至福の領域。そして、曲の間奏での小島さんと佐藤さんの激しいやり取りにも否応なく心を揺さぶられてしまった。

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もし、メインストーリー第2部を読まずに同ステージをご覧になったトレーナーがいるのであれば、ぜひとも前編のストーリーを読了後にアーカイブ配信をチェックすることをオススメしたい。きっとより鮮やかな色彩をもって同ステージが楽しめるのではないだろうか。

楽曲終了後のMCでは、恒例のコール&レスポンスコーナーが実施された。レスポンス側としてこっそり参加していた山本さんが「これ、癖になるなぁ……」と呟くほどに盛り上がる。その後、出走準備のためにウマ娘チームがハケたあと、山本さんは「ウマ娘」→「大好き」というコール&レスポンスを試みるも、なかなかリズムが取れずに苦戦。最後はウマ娘~~~~!」と叫んでどうにか合わせようとするキュートな姿に、会場からは温かな声援が送られていた。

10曲目:winning the soul (High-voltage Ver.)

クラシック三冠を象徴するような歌詞が散りばめられたハードロックwinning the soul」は、High-Voltage Ver.として披露。今回は、日本ダービーを制したサラブレッドをモチーフとするウマ娘たちのみがパフォーマンスに参加している。

おなじみとなったパイロテクニクス(火花を使った特殊演出)は健在。『ウマ娘』にはまだ参加したばかりなのにすでに歌声と目力に貫禄の出てきたジャングルポケット役の藤本侑里さん、虎視眈々と闘志を爆発させるアドマイヤベガ役の咲々木瞳さん、強烈なシャウトを響かせるタニノギムレット役の松岡さんなど強烈な個性がぶつかり合う。

もちろん、かわいさと力強さが融合したトウカイテイオー役のMachicoさん、強者の余裕ともとれる不敵さを振りににじませたドゥラメンテ役の秋奈さん、しなやかかつ鮮烈なパフォーマンスが印象的なウイニングチケット役の渡部さんも負けてはいない。

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曲の要所に登場する“キック”の振りつけも壮観。まさに猛者たちがしのぎを削り合うステージとなった。