GAKT1.png GACKTと「ニコニコ電話」で直接会話できるニコニコ動画の番組「GACKTニコ電~絶不幸の達人大集合~」が、2011年2月24日に生放送された。

 現在放映中のニコニコ動画のテレビCMに出演しているGACKTが、テレビCMと同じように「ニコニコ電話」(以下、ニコ電)で視聴者と直接会話したこの番組。「絶不幸の達人大集合」というテーマの通り、抽選で電話が繋がった視聴者たちは自身の不幸話を語った。GACKTと話をすることで不幸な気持ちを吹っ切ってもらおうという企画だったが、中にはGACKT本人に電話がつながったことだけで喜びの声を上げていた女性や、当選して喜ぶ息子の電話に突然お母さんが「なんでこんなことになってるの!どうしたのあんた!」と割り込んでくるという、まるでテレビCMの再現のような場面も見られた。

GAKT2.jpg ニコ電に当選した視聴者のひとり、神奈川県さとみさんは、「この5年の間で、2回ほど火事に遭いました」と言い、「2回とも私が一番被害を受けた」ということをGACKTに告白。これに対しGACKTは、「お前不幸じゃないよ、全然。生きてるじゃん。2回も火事に遭ってたら、普通死ぬぞ」と返し、続けて「ちなみにね、僕ね、車13壊してるんだよ。すごいだろ。13回事故に遭ってるんだよ。全損で」と自らの壮絶な体験を語った。しかしこの事実も、GACKTに言わせれば「(他人は)すごい不幸ですねって言うけど、僕そう思ってないわけ。車13台壊しても生きてんだよ。悪運強いんだ」という。「悪運強い奴のほうが人生楽しめるし」と独自の考えをGACKTが語ると、視聴者からは「生きてるって幸せだね!」「説得力がある」「確かにそうだわ」「かっけぇ」などのコメントが殺到していた。

 ほかにも視聴者からは様々な「絶不幸話」が寄せられたが、そのほとんどに「お前は不幸じゃないよ」と返し、それぞれに激励や叱責の声を送ったGACKT。「GACKTさんの言う超絶不幸ってなんだろうwwww」といった声が複数寄せられるほどのこの独特な考え方には、共感する視聴者も多数いたようで、GACKTが一言発するごとにたくさんのコメントがニコニコ動画の生放送画面を覆い尽くしていた。1時間という限られた時間の番組だったのも関わらず、来場者数は15万人以上でコメント数は45万件以上。最後はGACKT本人が「続く」と宣言し番組は締めくくられた。

GACKTニコ電~絶不幸の達人大集合~
さとみさんの電話がかかってきた」部分より再生
http://live.nicovideo.jp/watch/lv40843637#33:14
(番組はタイムシフト機能で2011年3月4日まで視聴できる)

(古川仁美)

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