ニコニコ生放送でそれぞれ抱負を語る、ニコニコミュージカル『カンタレラ』キャストの面々 2008年2月、黒うさPさんにより投稿されたボーカロイド楽曲『カンタレラ』。この人気楽曲を原案としたニコニコミュージカルカンタレラ』のキャストが2011年6月6日ニコニコ生放送で発表された。主役のチェーザレ・ボルジア役の兼崎健太郎さん(写真前列一番左)は、「悪役となってしっかりやりたい」と意気込みを語り、ルクレツィア・ボルジア役の弟の姉さん(写真前列左から2番目)は、「私は未婚なのにバツ3の役で、劇の中だけでもたくさん結婚できるのがうれしい」と周囲の笑いを誘った。

 ニコニコミュージカル(通称ニコミュ)は、劇場での観劇だけでなく、インターネットの「ニコニコ生放送」でも公演を楽しめるのが特徴。「ニコニコ動画ユーザーの力を結集して創るミュージカル!」と銘打ち、ネットとライブを融合した新たなエンターテインメントの創出を目指している。『カンタレラ』はそのニコニコミュージカルの最新作となる。あらすじは、

「1495-1496年頃のローマロドリゴ・ボルジアは、権謀術数を駆使し教皇に上り詰めた。栄華を極めるボルジア一族。だが、その栄光は空しい。権力を持てば、人は本当に幸せになれるのだろうか。ロドリゴの子供たちチェーザレ、ホアン、ルクレツィア、3人と家伝の毒薬『カンタレラ』の悲劇の物語」

ニコニコミュージカル『カンタレラ』のキービジュアル【Ill. by 斑目 (C) Crypton Future Media,Inc. www.crypton.net.】 この日、番組に出演したのは兼崎さん(チェーザレ・ボルジア)、弟の姉さん(ルクレツィア・ボルジア)、koma'nさん(カプリ)、太田在さん(クラウディア、ヴァンノッツァ)、水谷誠司さん(ロドリゴ・ボルジア)、郷本直也さん(フェルナンド)、ヨウスケ・クロフォードさん(サヴォナローラ)、兼松若人さん(ミゲル)、海斗さん(ペドロ)、AD笠原さん(ピエロメディチ、道化師)の総勢10名。そのほかにも、コンコンさん(ヴェローナ)、渡辺大輔さん(ジョバンニメディチ)、少年TTomohisa)さん(ホアン・ボルジア)の出演が発表された。

 チェーザレ・ボルジア役の兼崎さんは「自分の私利私欲のために、いろんな人を犠牲にする冷酷な人物を演じます。悪役となってしっかりやりたい」と意気込みを見せた。また、チェーザレの妹であるルクレツィア・ボルジア役の弟の姉さんは、「複雑な人生を歩んできました彼女の生き様を、できるだけ汲み取って演じていきたいと思います。私は未婚なのに、バツ3の役をやらせていただけるということで・・・。劇の中だけでもたくさん結婚できるということでうれしいです」と周囲を笑わせながら抱負を述べた。

 『カンタレラ』は、2011年8月3日8月7日に東京の全労済ホール/スペース・ゼロで上演される。なおリアルチケットを購入して会場に行くと、購入者限定特典として「カンタレラ」「サンドリヨン」「パラジクロロベンゼン」3曲の原曲および出演者が歌った楽曲が収録された非売品CDがプレゼントされる。

(鏡)

◇関連サイト
カンタレラ - 公式サイト
http://info.nicovideo.jp/nicomu/cantarella/
・[ニコニコ生放送]キャストの自己紹介から視聴 - 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv52100109?ref=news#02:59

ニコニコ生放送でそれぞれ抱負を語る、ニコニコミュージカル『カンタレラ』キャストの面々