移籍先を探すチェルシーの元イングランド代表MFダニー・ドリンクウォーターだが、なかなか難しい状況にあるようだ。

2017年夏にレスター・シティからチェルシーに加入したドリンクウォーターだが、ここ3年は苦難の連続だった。加入1年目はケガの影響もあり本来の実力を発揮出来ずにいると、マウリツィオ・サッリ監督が率いた2年目は、コミュニティ・シールドを除いて屈辱の出場ゼロ。昨年4月には飲酒運転で逮捕される事件も起こした。

そして3年目となった2019-20シーズンはバーンリーとアストン・ビラにレンタルするも、バーンリーではナイトクラブで一般人との口論を起こし、アストン・ビラでは練習中にMFジョタと衝突。自宅へ強制送還されていた。

チェルシーでは現在も構想外とされる中、新シーズン開幕が目前に迫った今でも新天地は決まっていない。興味を持つクラブはあるものの、これらの問題行動が枷となっているようだ。

イギリス『テレグラフ』のインタビューでドリンクウォーターはこの1年を回想。ジョタとの衝突、ナイトクラブでの真相を話した。

チェルシー移籍はみんなが望んだ通りにはいかなかったし、多くの過ちを犯してしまった。フットボールをしていないだとか、それなのに給与は貰っているとかそういう単純な話ではないんだ。お金では何も解決しない。小切手は何の助けにもならないんだ」

「(ジョタとの件は)すぐに誤って家に帰された。彼には謝罪文を送って全ての責任をとった。彼に理解してもらえるようにグーグルスペイン後に翻訳しながらね」

「(ナイトクラブでの事件は)誰かが僕が他のサッカー選手の彼女に話しかけたと言ってたけど、それは事実じゃない。飛びかかられて殴られたんだ。タイミングも最悪で、足首をひねってしまったのも最悪だった。次の日に検査に行ったら、骨に問題が見つかって信じられない気持ちだった。『これ以上ついていないことなんてあるのか』って感じだったね」

そして先日、同選手は自身の公式インスタグラムでトレーニング中の写真とともにコメントを投稿。新たなスタートに向けてハードワークを続けていることを知らせるとともに、移籍も示唆している。

「フー、人生には避けられない挑戦というものがある。負けたままでいるのは自由さ」

「プレシーズンのこの時期だけチェルシーに戻ってきた。努力をして体調を整えて、次にどこに行くにしてもベストな状態でいられるようにしようとしている。ひとつのクラブに落ち着きたいと思うのと同時に、未知の世界はちょっと刺激的だね」

サムネイル画像